サイバー攻撃

USBフォレンジックとは?接続履歴・削除ファイルの復元と情報持ち出し調査を解説

USBメモリは便利な一方で、「いつ・誰が・どの端末で・どのUSBを使い、何を操作したか」といった記録が残りにくく、社内不正や情報漏洩リスクの温床になりがちです。

そのような状況下で注目されているのが、USB接続・操作履歴の調査や削除データの復元を行う「USBフォレンジック」です。

本記事では、USBフォレンジックでできること、調査方法、代表的な事例、技術的な限界と注意点までを網羅的に解説します。

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USBフォレンジックとは

USBフォレンジックとは、パソコンに接続されたUSBメモリや外付けディスクなどの記録媒体について、接続履歴・操作ログ・削除データなどを科学的に調査・証拠化する技術です。特に次のような目的で用いられます。

USBフォレンジックの活用
  • 退職者や従業員による重要データの不正持ち出しの追跡
  • 証拠隠滅や削除データの復元による不正調査
  • 証拠データの改ざん・捏造の有無を技術的に立証

主な調査技術と解析の流れ

以下は、調査技術で行われる主な解析の流れです。

USBフォレンジックで使われる代表的技術
  • 接続履歴の取得: Windowsレジストリ(USBSTOR)やイベントログから日時・デバイス情報・使用端末を特定
  • ファイルコピー・転送履歴の調査: シャドウコピーや操作ログ、タイムスタンプをもとにコピー・削除・上書きの痕跡を分析
  • 削除ファイルの復元: メタデータ解析やデータカービング技術を使って、USB内外の削除済みデータを抽出
  • 証拠保全措置: 書き込み禁止装置・ハッシュ値記録による完全性維持

USBフォレンジックで取得できる主な情報

以下は、USBフォレンジックで主に取得できる情報になります。

主に取得できる情報
  • USBメモリの接続履歴(日時・シリアル番号・製造元)
  • USBを通じたファイルコピー・削除・作成履歴
  • 削除されたデータや一時ファイルの痕跡
  • USB内のメタデータ(作成・変更・アクセス時刻等)
  • 証拠性保持のためのハッシュ値・取得ログ

代表的な活用事例

以下は、USBフォレンジックで代表的な活用の事例となります。

代表的な活用事例
  • 退職者による情報持ち出し: 私用USBの社用PC接続ログ・コピー履歴から漏洩の証拠を確保
  • 削除ファイルの復元: USB内の消去済み証拠データを解析・報告書化し、社内処分・法的措置へ
  • 証拠改ざん・隠滅の追及: 時刻改ざん・ログの削除・書き換え操作の有無をハッシュ値照合と履歴比較で解析

USBフォレンジックで注意すべき技術的限界

以下は、USBフォレンジックの技術で注意すべき限界点となります。

技術的限界に注意すべきこと
  • SSD型USBや自動消去機能付きデバイス: TRIM機能により痕跡が完全消去される場合あり
  • 初動保全の不備: 市販復元ソフトの不用意な操作で証拠性が失われるリスク
  • 暗号化されたUSB: パスワードや認証情報が不明な場合、解析不能なこともある

証拠能力を保つための初動対応

以下は、USB内のデータの証拠能力を保たせるための適切な初動対応の一覧です。

証拠能力を保つための初動対応
  • USBを抜かずに状態を保つ
  • PCの電源を切り、外部ネットワークから切断
  • 書き込み禁止アダプタでクローンを取得
  • 調査開始前にハッシュ値を記録して保全

詳しく調べる際はフォレンジック調査会社に相談を

サイバー攻撃、不正アクセス、マルウェア感染のような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。

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>情報漏えい時の個人情報保護委員会への報告義務とは?詳しく解説

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この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

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