USBメモリは便利な一方で、「いつ・誰が・どの端末で・どのUSBを使い、何を操作したか」といった記録が残りにくく、社内不正や情報漏洩リスクの温床になりがちです。
そのような状況下で注目されているのが、USB接続・操作履歴の調査や削除データの復元を行う「USBフォレンジック」です。
本記事では、USBフォレンジックでできること、調査方法、代表的な事例、技術的な限界と注意点までを網羅的に解説します。
デジタルフォレンジック調査ならDDF
24時間365日相談無料・法人様即日Web打合せ
ご相談・見積りだけでもOK!
何を話せばいいかわからなくてもOK!
まずは担当者が詳しくご状況を伺います。
デジタルフォレンジック調査ならDDF
- 24時間365日相談無料
- 法人様即日Web打合せ
ご相談・見積りだけでもOK!
何を話せばいいかわからなくてもOK!
まずは担当者が詳しくご状況を伺います。
目次
USBフォレンジックとは
USBフォレンジックとは、パソコンに接続されたUSBメモリや外付けディスクなどの記録媒体について、接続履歴・操作ログ・削除データなどを科学的に調査・証拠化する技術です。特に次のような目的で用いられます。
- 退職者や従業員による重要データの不正持ち出しの追跡
- 証拠隠滅や削除データの復元による不正調査
- 証拠データの改ざん・捏造の有無を技術的に立証
主な調査技術と解析の流れ
以下は、調査技術で行われる主な解析の流れです。
- 接続履歴の取得: Windowsレジストリ(USBSTOR)やイベントログから日時・デバイス情報・使用端末を特定
- ファイルコピー・転送履歴の調査: シャドウコピーや操作ログ、タイムスタンプをもとにコピー・削除・上書きの痕跡を分析
- 削除ファイルの復元: メタデータ解析やデータカービング技術を使って、USB内外の削除済みデータを抽出
- 証拠保全措置: 書き込み禁止装置・ハッシュ値記録による完全性維持
USBフォレンジックで取得できる主な情報
以下は、USBフォレンジックで主に取得できる情報になります。
- USBメモリの接続履歴(日時・シリアル番号・製造元)
- USBを通じたファイルコピー・削除・作成履歴
- 削除されたデータや一時ファイルの痕跡
- USB内のメタデータ(作成・変更・アクセス時刻等)
- 証拠性保持のためのハッシュ値・取得ログ
代表的な活用事例
以下は、USBフォレンジックで代表的な活用の事例となります。
- 退職者による情報持ち出し: 私用USBの社用PC接続ログ・コピー履歴から漏洩の証拠を確保
- 削除ファイルの復元: USB内の消去済み証拠データを解析・報告書化し、社内処分・法的措置へ
- 証拠改ざん・隠滅の追及: 時刻改ざん・ログの削除・書き換え操作の有無をハッシュ値照合と履歴比較で解析
USBフォレンジックで注意すべき技術的限界
以下は、USBフォレンジックの技術で注意すべき限界点となります。
- SSD型USBや自動消去機能付きデバイス: TRIM機能により痕跡が完全消去される場合あり
- 初動保全の不備: 市販復元ソフトの不用意な操作で証拠性が失われるリスク
- 暗号化されたUSB: パスワードや認証情報が不明な場合、解析不能なこともある
証拠能力を保つための初動対応
以下は、USB内のデータの証拠能力を保たせるための適切な初動対応の一覧です。
- USBを抜かずに状態を保つ
- PCの電源を切り、外部ネットワークから切断
- 書き込み禁止アダプタでクローンを取得
- 調査開始前にハッシュ値を記録して保全
詳しく調べる際はフォレンジック調査会社に相談を
サイバー攻撃、不正アクセス、マルウェア感染のような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。
特に、法的手続きが絡むケースや被害が広範囲に及ぶ場合は、専門家の力を借りることで被害の最小化と信頼性の高い証拠の収集が可能です。
>情報漏えい時の個人情報保護委員会への報告義務とは?詳しく解説
当社では、インシデント対応のプロが初動対応から、専門設備でのネットワークや端末の調査・解析、調査報告書の提出、ならびに報告会によって問題の解決を徹底サポートします。
フォレンジックサービスの流れや料金については下記からご確認ください。
【初めての方へ】フォレンジックサービスについて詳しくご紹介
【サービスの流れ】どこまで無料? 調査にかかる期間は? サービスの流れをご紹介
【料金について】調査にかかる費用やお支払方法について
【会社概要】当社へのアクセス情報や機器のお預かりについて
デジタルデータフォレンジックの強み
デジタルデータフォレンジックは、迅速な対応と確実な証拠収集で、お客様の安全と安心を支える専門業者です。デジタルデータフォレンジックの強みをご紹介します。
累計相談件数39,451件以上のご相談実績
官公庁・上場企業・大手保険会社・法律事務所・監査法人等から個人様まで幅広い支持をいただいており、累積39,451件以上(※1)のご相談実績があります。また、警察・捜査機関から累計395件以上(※2)のご相談実績があり、多数の感謝状をいただいています。
(※1)集計期間:2016年9月1日~
(※2)集計機関:2017年8月1日~
国内最大規模の最新設備・技術
自社内に40名以上の専門エンジニアが在籍し、14年連続国内売上No.1のデータ復旧技術(※3)とフォレンジック技術でお客様の問題解決をサポートできます。多種多様な調査依頼にお応えするため、世界各国から最新鋭の調査・解析ツールや復旧設備を導入しています。
(※3)第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(2007年~2017年)
24時間365日スピード対応
緊急性の高いインシデントにもいち早く対応できるよう24時間365日受付しております。
ご相談から最短30分で初動対応のWeb打合せを開催・即日現地駆けつけの対応も可能です。(法人様限定)自社内に調査ラボを持つからこそ提供できる迅速な対応を多数のお客様にご評価いただいています。
デジタルデータフォレンジックでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。今すぐ専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
調査の料金・目安について
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。
機器を来社お持込み、またはご発送頂ければ、無料で正確な見積りのご提出が可能です。
まずはお気軽にお電話下さい。
【法人様限定】初動対応無料(Web打ち合わせ・電話ヒアリング・現地保全)
❶無料で迅速初動対応
お電話でのご相談、Web打ち合わせ、現地への駆け付け対応を無料で行います(保全は最短2時間で対応可能です。)。
❷いつでも相談できる
365日相談・調査対応しており、危機対応の経験豊富なコンサルタントが常駐しています。
❸お電話一本で駆け付け可能
緊急の現地調査が必要な場合も、調査専門の技術員が迅速に駆け付けます。(駆け付け場所によっては出張費をいただく場合があります)
よくある質問
対応内容・期間などにより変動いたします。
詳細なお見積もりについてはお気軽にお問い合わせください。
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。
可能です。当社は特定の休業日はございません。緊急度の高い場合も迅速に対応できるように、365日年中無休で対応いたしますので、土日祝日でもご相談下さい。
もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。





