Conficker（コンフィッカー）は、USBメモリやWindowsの脆弱性を悪用して爆発的に拡散したワーム型マルウェアとして知られており、2008年の出現以降、企業や官公庁、教育機関を含む世界中の端末に感染が広がり、その影響は数百万台規模とされています。
本記事では、Confickerの仕組みや感染経路、代表的な攻撃手法、被害事例、そして今なお必要とされる対策についてわかりやすく解説します。
デジタルフォレンジック調査ならDDF
24時間365日相談無料・法人様即日Web打合せ
ご相談・見積りだけでもOK！
何を話せばいいかわからなくてもOK！
まずは担当者が詳しくご状況を伺います。
デジタルフォレンジック調査ならDDF
- 24時間365日相談無料
- 法人様即日Web打合せ
ご相談・見積りだけでもOK！
何を話せばいいかわからなくてもOK！
まずは担当者が詳しくご状況を伺います。
目次
Confickerとは？感染を拡大させた仕組みと特徴
Confickerは、自己増殖型のワームマルウェアで、主にWindowsの脆弱性（MS08-067）や辞書攻撃を使って感染を広げるのが特徴です。
特に、当時一般的だったUSBメモリからの感染力が非常に強く、ネットワークに接続された他端末に次々と侵入していく設計となっていました。
- Windows RPC脆弱性（MS08-067）を突くネットワーク侵入
- USBメモリや共有ドライブ経由での自動拡散
- 「password」「123456」など単純なパスワードに対する辞書攻撃
- セキュリティソフトやOSアップデート機能の無効化
- 感染端末のボットネット化・遠隔操作による被害拡大
Confickerによる被害事例と世界的影響
Confickerは2009年前後に最も活発に活動し、世界規模で大規模な感染報告が相次ぎました。公共機関や空港、教育機関のPCシステムがダウンするなど、通常のウイルスとは比べ物にならない規模の影響を及ぼしました。
- 数百万台以上のPCが感染し、国際的なボットネットを形成
- 社内ネットワーク全体が麻痺し、基幹業務が停止
- Windows管理者アカウントの乗っ取りによる内部侵害
- 外部からの遠隔指令により他マルウェアをダウンロード
Confickerへの対策と現在のリスク
Confickerは2008年に登場したマルウェアですが、現在でも一部の環境では検出報告が続いています。特に、セキュリティ更新がされていない旧型PCや、USB経由の感染ルートが残された組織では、再感染のリスクもゼロではありません。
- Windows Updateの適用（MS08-067を含む脆弱性パッチ）
- 複雑かつ長いパスワードの設定と管理
- USBメモリ使用制限または管理ソフトの導入
- 未更新・未管理の端末のネットワーク接続制限
- ウイルス対策ソフトの導入と定義ファイルの自動更新
Confickerの教訓を今に活かすためには
Confickerは、USB感染・脆弱性悪用・辞書攻撃・ボットネット化といった、現代のマルウェアの“基本形”をすでに備えていた存在でした。
その構造は現在のランサムウェアやバックドア型マルウェアにも引き継がれており、当時の教訓は今なお有効なセキュリティ知識です。
ネットワークに1台でも未対策端末があるだけで、組織全体が危機に陥るリスクがあるため、継続的な監視とアップデート、アクセス制御が不可欠です。
デジタルフォレンジック調査ならDDF
24時間365日相談無料・法人様即日Web打合せ
ご相談・見積りだけでもOK！
何を話せばいいかわからなくてもOK！
まずは担当者が詳しくご状況を伺います。
デジタルフォレンジック調査ならDDF
- 24時間365日相談無料
- 法人様即日Web打合せ
ご相談・見積りだけでもOK！
何を話せばいいかわからなくてもOK！
まずは担当者が詳しくご状況を伺います。
詳しく調べたい場合は、フォレンジック調査会社に相談
サイバー攻撃、不正アクセス、マルウェア感染のような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。
特に、法的手続きが絡むケースや被害が広範囲に及ぶ場合は、専門家の力を借りることで被害の最小化と信頼性の高い証拠の収集が可能です。
>情報漏えい時の個人情報保護委員会への報告義務とは？詳しく解説
当社では、インシデント対応のプロが初動対応から、専門設備でのネットワークや端末の調査・解析、調査報告書の提出、ならびに報告会によって問題の解決を徹底サポートします。
フォレンジックサービスの流れや料金については下記からご確認ください。
【初めての方へ】フォレンジックサービスについて詳しくご紹介
【サービスの流れ】どこまで無料？ 調査にかかる期間は？ サービスの流れをご紹介
【料金について】調査にかかる費用やお支払方法について
【会社概要】当社へのアクセス情報や機器のお預かりについて
デジタルデータフォレンジックの強み
デジタルデータフォレンジックは、迅速な対応と確実な証拠収集で、お客様の安全と安心を支える専門業者です。デジタルデータフォレンジックの強みをご紹介します。
累計相談件数39,451件以上のご相談実績
官公庁・上場企業・大手保険会社・法律事務所・監査法人等から個人様まで幅広い支持をいただいており、累積39,451件以上（※1）のご相談実績があります。また、警察・捜査機関から累計395件以上（※2）のご相談実績があり、多数の感謝状をいただいています。
（※1）集計期間：2016年9月1日～
（※2）集計機関：2017年8月1日～
国内最大規模の最新設備・技術
自社内に40名以上の専門エンジニアが在籍し、14年連続国内売上No.1のデータ復旧技術(※3)とフォレンジック技術でお客様の問題解決をサポートできます。多種多様な調査依頼にお応えするため、世界各国から最新鋭の調査・解析ツールや復旧設備を導入しています。
（※3）第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(2007年～2017年)
24時間365日スピード対応
緊急性の高いインシデントにもいち早く対応できるよう24時間365日受付しております。
ご相談から最短30分で初動対応のWeb打合せを開催・即日現地駆けつけの対応も可能です。（法人様限定）自社内に調査ラボを持つからこそ提供できる迅速な対応を多数のお客様にご評価いただいています。
デジタルデータフォレンジックでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。今すぐ専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
調査の料金・目安について
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。
機器を来社お持込み、またはご発送頂ければ、無料で正確な見積りのご提出が可能です。
まずはお気軽にお電話下さい。
【法人様限定】初動対応無料（Web打ち合わせ・電話ヒアリング・現地保全）
❶無料で迅速初動対応
お電話でのご相談、Web打ち合わせ、現地への駆け付け対応を無料で行います（保全は最短2時間で対応可能です。）。
❷いつでも相談できる
365日相談・調査対応しており、危機対応の経験豊富なコンサルタントが常駐しています。
❸お電話一本で駆け付け可能
緊急の現地調査が必要な場合も、調査専門の技術員が迅速に駆け付けます。（駆け付け場所によっては出張費をいただく場合があります）
よくある質問
対応内容・期間などにより変動いたします。
詳細なお見積もりについてはお気軽にお問い合わせください。
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。
可能です。当社は特定の休業日はございません。緊急度の高い場合も迅速に対応できるように、365日年中無休で対応いたしますので、土日祝日でもご相談下さい。
もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格（ISO24001）およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータフォレンジック
エンジニア
