NAS(ネットワーク接続ストレージ)は、企業のファイル共有やバックアップに非常に便利な反面、セキュリティ対策を怠ると重大な情報漏洩や業務停止などの被害につながるリスクがあります。
特に以下のような状況に心当たりがある場合は注意が必要です。
- NASのアクセスログに不審な海外IPが記録されていた
- 社内の誰も知らない時間帯にデータが書き換えられていた
- NAS内のファイルが突然暗号化され、アクセスできなくなった
これらの現象は、NASが不正アクセスやマルウェアに感染している兆候である可能性があります。被害が広がれば、顧客情報や機密データの流出、さらには業務停止などの深刻な二次被害につながる恐れもあります。
本記事では、NASに不正アクセスが発生する主な原因とその対策、そして不正アクセスが疑われた際の適切な初動対応について解説します。専門業者に相談すべきタイミングについても紹介しますので、NASのセキュリティに不安を感じている企業担当者様は、ぜひ最後までご覧ください。
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NASに不正アクセスが発生する主な原因とリスク
NASは常にネットワークに接続されているため、サイバー攻撃や内部不正の標的になりやすい傾向があります。特に以下のような設定・管理ミスは、重大なセキュリティホールとなり、攻撃者に狙われやすくなります。
外部・内部からの不正アクセス
インターネットに接続されているNASは、外部からの侵入リスクを常に抱えています。また、退職者や内部関係者による内部不正アクセスも現実的な脅威です。管理アカウントの共有やログ監視の不備があると、内部犯行を見逃す可能性が高まります。
パスワードや設定ミスに起因する脆弱性
初期パスワードを変更せずに運用したり、簡易なパスワードを使用している場合は、総当たり攻撃や辞書攻撃に対して脆弱です。
また、ファームウェアの更新を怠ることで、既知の脆弱性が放置され、ゼロデイ攻撃の対象になることもあります。
権限管理の不備やヒューマンエラー
ユーザーごとのアクセス制限が不十分であったり、退職者のアカウントが放置されていると、不正アクセスのリスクが増加します。
さらに、管理者の誤操作によってファイルが社外に公開されてしまうケースもあります。
初期設定のまま運用されているNAS
ポート開放設定やセキュリティ機能の確認を行わず、初期ID・パスワードをそのまま使用しているNASは、攻撃者にとって格好の標的です。
インターネット上の自動スキャンにより、こうした機器は簡単に検出され、侵入されてしまいます。
管理アカウントの運用ミス
複数人で同一の管理アカウントを共有していたり、アクセス履歴の確認を怠っていたりする場合、不正アクセスの追跡が困難になります。
また、パスワードの平文保存など、基本的な認証管理の不備も大きなリスクです。
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NASが不正アクセスされたときの初動対応
不正アクセスが疑われる状況では、ネットワークからの隔離と証拠保全を最優先に行うべきです。拙速な初期化や再起動は、証拠の消失や被害の拡大につながる可能性があるため注意が必要です。
ネットワークから隔離する
被害の拡大を防ぐため、NASを社内ネットワークおよびインターネットから切断し、外部との通信を遮断します。
ただし、電源は落とさず通電状態を維持してください。これにより、メモリやログなどの情報を保持し、調査の妨げを防ぎます。
ログと設定情報の保全
NAS内部のアクセスログ、システムイベント、操作履歴などは、原因調査に不可欠な証拠です。
操作を最小限にとどめ、外部ストレージなどにログファイルと設定データをコピーし、原本は変更しない形で保全しましょう。
PCの操作ログはどこまでわかる?社内不正の調査方法までを徹底解説>
バックアップデータからの復元
ランサムウェア被害やファイル削除が確認された場合でも、定期的なバックアップがあれば復元が可能です。
ただし、原因の特定と完全な遮断措置を講じた後に実施しなければ、再感染のリスクがあります。
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NASを対象とした不正アクセスやマルウェア感染は、社内だけでは対応が困難な場合が多く、専門的な証拠保全と解析が必要です。
フォレンジック調査とは、NASやPC、サーバーなどに残されたログやファイルを解析し、技術的・法的に有効な証拠を収集・分析する調査手法です。専門家による対応により、被害の全体像を正確に把握し、再発防止策の策定にもつながります。
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>情報漏えい時の個人情報保護委員会への報告義務とは?詳しく解説
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