サイバー攻撃

バッファロー製NASの不正アクセス被害の原因と対処法を専門家が徹底解説

バッファロー社製のNAS(TerraStation・LinkStationなど)は、多くのオフィスで広く利用されていますが、セキュリティ設定が不十分な場合、不正アクセスの標的になりやすいというリスクがあります。

本記事では、NASを狙った不正アクセスの発生経緯や原因、実際の被害事例、公式対応、そして企業が今すぐ実施すべき対処法について解説します。

不正アクセス被害が発覚した際は、どこから侵入され、どんな情報が漏れたのかを正しく把握することが重要です。特に、被害が大きい場合や情報が悪用された疑いがある場合は、専門家によるフォレンジック調査を実施することで、被害の拡大を未然に防ぐ有効な対策につながります。

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バッファロー製NASに不正アクセスされる原因

バッファロー製NASで不正アクセスが発生する原因は以下の通りです。

初期パスワードのまま運用されていた

NASを初期設定のまま使用し、「admin / password」などのデフォルトのID・パスワードを変更していない場合、不正アクセスのリスクが非常に高くなります。

これらの情報は公開されていることが多く、攻撃者はShodanなどの検索エンジンを使って、インターネット上に公開されているNASを容易に発見し、侵入を試みます。

安全性の低いパスワード設定だった

「123456」や「password」、「admin」など、推測されやすいパスワードを使用していると、辞書攻撃(登録された単語で試行する攻撃)や総当たり攻撃(ブルートフォース)によって簡単に突破されてしまいます。

攻撃者は自動化ツール(例:Hydra、Medusaなど)を使用し、数分以内に侵入できるケースも少なくありません。

Webアクセス機能が有効になっていた

バッファロー製NASには「WebAccess」など、インターネット越しにファイルへアクセスできる便利な機能が搭載されています。しかし、これを適切なセキュリティ設定なしで有効にしていると、外部からの不正アクセスを許してしまう原因となります。

特に、ファイアウォール設定が甘かったり、アクセス制限が設定されていない場合は、攻撃者にとって格好の標的になります。

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バッファロー製NASが不正アクセスされたときの対処法

不正アクセスが発覚した場合、迅速な対処が被害拡大を防ぐ鍵となります。以下に対処法をまとめました。

管理者パスワードを強固なものに変更する

まず最初に実施すべきなのは、バッファロー製のNASおよびWi-Fiルーターのすべてのユーザーアカウントに設定されたパスワードを、英数字・記号を組み合わせた12文字以上のものに変更することです。

パスワード変更手順
  1. NAS管理画面にログインします。
  2. 「ユーザー管理」または「アカウント設定」を選択します。
  3. 全アカウントのパスワードを個別に変更し、設定を保存します。

Webアクセス機能を無効化する

バッファロー製のNASには「WebAccess(ウェブアクセス)」と呼ばれる機能を持っています。これはバッファロー製のNASなどにインターネット経由でアクセスできる機能のことです。

リモートアクセスが不要な場合は、「WebAccess」機能をオフにすることで不正アクセスのような外部からの侵入を遮断することができます。無効化する手順は以下の通りです。

WebAccessの無効化手順
  1. NAS管理画面にアクセスします。
  2. 「WebAccess」設定を開きます。
  3. 「使用しない」を選択し、設定を保存します。

ファームウェアを最新バージョンに更新する

脆弱性を悪用した攻撃を防ぐためには、NASのファームウェアやソフトウェアを常に最新の状態に保つことが重要です。セキュリティパッチを適用し、既知の脆弱性を解消しましょう。

アップデート手順
  1. バッファロー公式サイトから最新ファームウェアをダウンロードします。
  2. NAS管理画面の「ファームウェア更新」へ移動します。
  3. アップデートファイルを選択して実行し、完了後に再起動します。

フォレンジック調査会社に相談する

フォレンジック調査とは、コンピュータやネットワーク機器に残されたデータや操作履歴、ログなどを法的証拠として活用可能な形で保全・収集・分析・復元する技術です。

インシデント発生後にユーザーがNASを初期化したり設定変更を行うと、重要な証拠が失われる可能性があります。また、誤操作によって二次被害や再侵入のリスクを高める恐れもあるため、初期診断と対応方針の指示を専門家から受けることが重要です。

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サイバー攻撃、不正アクセス、マルウェア感染のような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。

特に、法的手続きが絡むケースや被害が広範囲に及ぶ場合は、専門家の力を借りることで被害の最小化と信頼性の高い証拠の収集が可能です。

>情報漏えい時の個人情報保護委員会への報告義務とは?詳しく解説

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この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

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エンジニア

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