サイバー攻撃

スパイウェア対策10選|初心者でもできる簡単な方法

スパイウェア対策

「バッテリーの減りが早い」「身に覚えのない通信が発生している」「動作が急に重くなった」など、小さな異変はスパイウェア感染のサインかもしれません。

スパイウェアは、気づかないうちに個人情報や行動履歴を盗み出す悪質なマルウェアです。不正請求やSNS乗っ取りといった被害の背景には、スパイウェアが関与しているケースも多くあります。ただ、「何から対策を始めればよいのか分からない」と感じる方も少なくありません。

本記事では、初心者でも実践できるスパイウェア対策を、以下の3つの視点から10の方法に分けて解説します。

  1. アプリやソフトの使い方
  2. ネットワーク環境の整備
  3. 日常の行動習慣

すでに不審な挙動が見られる場合や、情報流出の可能性があると感じた場合には、専門のフォレンジック調査会社への相談が有効です。

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スパイウェア対策の基本を知る

スパイウェアとは、利用者の許可なく情報を収集し、外部に送信する不正なソフトウェアです。

キーボードの入力履歴や閲覧履歴、保存ファイルなどが対象となり、気づかないうちに個人情報や業務データが流出してしまう危険があります。

スパイウェアの仕組みや侵入経路については、以下の記事で詳しく解説しています。

スパイウェア
スパイウェアとは?種類・侵入経路・被害リスクをわかりやすく解説スパイウェアは、気づかないうちに端末に侵入し、IDやパスワード、金融情報などを外部に送信する不正なソフトウェアです。見た目が通常のアプリに近いため感染に気づきにくく、個人情報の漏えいや金銭被害を引き起こす恐れがあります。違和感のある動作や情報流出の兆候が見られた場合は、早めにフォレンジック調査の専門機関へ相談することをおすすめします。...

多くのスパイウェアは目立った動作がなく、利用者が気づかないまま被害につながることがあります。セキュリティソフトだけでは対応しきれない場合もあるため、日常的な注意と基本的な知識の習得が重要です。

被害を防ぐには、一つの方法に頼らず、複数の手段を組み合わせながら段階的に対策を見直すことが効果的です。実践を積み重ねることで、情報の流出につながるリスクを着実に減らせます。

ソフト・アプリを通じた侵入を防ぐ対策(4選)

日常的に使用しているアプリやシステムには、気づかれにくいセキュリティの脆弱性が残っている場合があります。

以下に紹介する4つの方法は、内部での不正な動作やマルウェア侵入を防ぐために有効な対策です。

① OSやアプリの更新を徹底する

古いバージョンのソフトウェアには、悪用されやすい脆弱性が残っていることがあります。OS、ブラウザ、各種アプリケーションは常に最新版へ更新し、自動更新を有効に設定しておくことが効果的です。

② 信頼できるアプリケーションのみを使用する

一見正規に見えるアプリでも、不正なプログラムが含まれていることがあります。アプリを導入する際は、公式ストアや信頼性の高い開発元から入手し、提供元やレビュー情報を事前に確認することが重要です。

③ セキュリティソフトを導入して運用する

ウイルスやスパイウェアへの対策として、リアルタイム保護機能を備えたセキュリティソフトを導入しましょう。週に1回程度のフルスキャンを実施し、定義ファイルも常に最新の状態を維持することが推奨されます。

④ ログ監視・EDRシステムを導入する

不審な動作や通信を素早く検知するには、リアルタイム監視機能を備えた仕組みが効果的です。企業ではEDR(エンドポイント検知と対応)やログ監視ツールが導入されていますが、個人でもセキュリティソフトに搭載された監視機能を活用することで、一定の対策が可能です。

セキュリティ対策を行っていても「本当に安全か不安」と感じる場合や、自己判断が難しいときは、専門のフォレンジック調査会社へ相談することが一つの方法です。

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ネットワーク・外部デバイスからの侵入を防ぐ対策(3選)

通信環境や外部接続機器を通じてスパイウェアが侵入するケースも少なくありません。ここでは、ネットワーク経由での被害を防ぐために有効な3つの対策を紹介します。

⑤ 不審なメールやリンクには注意する

スパイウェアは、メールやSNSで送信される不審なリンクや添付ファイルをきっかけに侵入することがあります。差出人に心当たりがないメッセージは開かず、内容に不安を感じた場合は、まず情報を検索して確認する習慣を持つことが大切です。

⑥ ネットワーク環境の安全性を確認する

公共Wi-Fiや暗号化されていないネットワークでは、通信内容が第三者に傍受されるリスクがあります。VPNを使って通信を暗号化し、自宅や職場では強力なパスワードとWPA2以上の暗号方式を設定することで、安全性が高まります。ルーターのファームウェアも定期的に更新してください。

⑦ USBやブラウザの設定を見直す

USBメモリや外付けストレージを経由してスパイウェアが入り込む可能性もあります。接続する前にウイルススキャンを行い、ブラウザのスクリプトや自動実行機能は不要であれば無効に設定しましょう。

公共Wi-Fiを頻繁に利用する場合や、外部機器との接続が多い環境では、スパイウェアが気づかれないうちに侵入するおそれがあります。

端末の動作に違和感がある、または不審な挙動が続く場合は、フォレンジック調査会社へ調査を依頼することで、状況を正確に把握しやすくなります。

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日常ルールによるスパイウェア対策(3選)

スマートフォンやパソコンの設定を整えるだけでも、スパイウェア対策には一定の効果がありますが、十分とは言えません。

操作ミスや油断によって感染を招くこともあり、対策が共有されていない場合は周囲の端末にも影響が及ぶおそれがあります。設定に加えて、使い方の見直しや日常的な備え、周囲との情報共有など、普段から意識して取り組むことが大切です。

家庭や職場でも取り入れやすい習慣として、実践しやすい対策を3つ紹介します。基本的な行動を積み重ねることで、リスクを大きく減らすことができます。

⑧ 管理者権限の利用を制限する

パソコンを常に管理者アカウントで使用していると、ウイルス感染時にシステム全体が操作されてしまうおそれがあります。普段は一般ユーザーとして使い、設定の変更などが必要なときだけ、一時的に管理者権限を使うようにすると安心です。

⑨ 定期的にデータをバックアップする

パソコンやスマートフォンが突然使えなくなる事態に備えて、大切なデータはこまめにバックアップしておくことが大切です。クラウドストレージ(GoogleドライブやiCloudなど)と外付けハードディスクを併用すると、より確実にデータを守れます。

⑩ 家族や職場でセキュリティ意識を共有する

同じネットワークを利用している家族や同僚がウイルスに感染すると、自分の端末にも影響が及ぶ可能性があります。「怪しいメールは開かないようにしよう」など、簡単な注意喚起を日常的に共有するだけでも、全体のリスクを下げる効果があります。

日ごろからセキュリティ対策を行っていても、スマートフォンやパソコンの動作に違和感がある場合は、スパイウェアなどの不正プログラムが動作している可能性も考えられます。感染が確定していなくても、何らかの異常を感じた時点で慎重な対応が求められます。

通信内容や端末内部の異常を正確に特定するには、個人で対応できる範囲には限りがあります。不審な挙動の原因を調べたい、感染や不正アクセスの有無を確認したいといった場合は、操作履歴や通信記録をもとに調査を行うフォレンジック専門会社への相談をおすすめします。

自力で対応できない場合はフォレンジック調査の専門業者に依頼する

ハッキングや不正アクセス、ウイルス感染、情報漏えいなどの問題が起きた際、自分だけでの対応が難しいと感じたら、迷わずフォレンジック調査の専門業者に相談しましょう

どこから侵入され、どんな情報が漏れたのかを正しく把握することが重要です。特に、被害が大きい場合や情報が悪用された疑いがある場合は、専門家によるフォレンジック調査を実施することで、被害の拡大を未然に防ぐ有効な対策につながります。

信頼できる業者を選び、早めに動くことが、トラブルを最小限に抑えるポイントです。

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なぜスパイウェア対策が欠かせないのか

インターネットやアプリを通じて情報を扱う場面が増える中、個人・企業を問わず重要なデータが常に狙われています。なかでもスパイウェアは、操作中の情報を盗み取る仕組みであるため、感染しても気づきにくく、被害が拡大しやすい特性を持ちます。

感染が進むと、金銭の損失や信用の低下だけでなく、業務の停止や顧客情報の流出、さらには法的責任の発生など、影響が広範囲に及ぶおそれがあります。情報漏えいが長期化すれば、社会的な信頼の回復にも時間がかかります。

リスクを回避するには、環境や使い方に合わせて日常的な対策を継続し、小さな異変を早めに察知できる体制を整えることが欠かせません。

まとめ

情報資産や端末を守るには、予防を徹底し、異常を早期に発見して対応できる体制を整えることが欠かせません。紹介した対策を一通り実施しても、不安が残る場合には、専門のフォレンジック調査会社へ相談することで、より確実な対応につながります。

また、すでに感染の可能性があると感じている場合は、スパイウェアの駆除手順についてまとめた以下の解説ページも参考にしてください。

スパイウェア駆除
スパイウェアが仕込まれたかも?端末別に検出・駆除する方法を徹底解説スパイウェア感染の兆候から、Windows・Mac・iPhone・Androidごとの検出・駆除手順を徹底解説。駆除前の注意点やバックアップ方法、再感染を防ぐ日常対策まで網羅。自力対応に不安がある場合は、フォレンジック調査の専門機関への相談もおすすめです。 ...
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