最近、Facebookメッセンジャーが勝手にメッセージを送っているという相談が急増しています。自分の知らないうちに詐欺メッセージが友人に送られていたというケースも多く、放置すると深刻な信頼関係の損失につながります。
以下のような症状がある場合、アカウントが乗っ取られている可能性があります。
- 送っていないリンク付きのメッセージが送られている
- 突然ログアウトされ、再ログインできない
- 知らないデバイスからのログイン通知が届く
この記事では、Facebookメッセンジャー乗っ取りの手口と兆候、すぐに行うべき対処法をわかりやすく解説します。
目次
Facebookメッセンジャー乗っ取りを疑うサイン10選
Facebookメッセンジャーで「乗っ取り被害」が疑われる場合、以下のような兆候が現れることがあります。2つ以上該当する場合、第三者による操作の可能性が高いため、早急な対処が必要です。
- 送った覚えのないメッセージが送信されている
- プロフィール画像や名前が勝手に変更されている
- 知らない端末からログイン通知が届く
- 急にアカウントへログインできなくなった
- Messengerの履歴に不審なリンクがある
- 見覚えのないアプリがFacebookと連携されている
- 友人から「乗っ取られてるかも?」と連絡が来た
- 自分の投稿が勝手に書き換えられている
- 二段階認証がオフになっている
- Facebookから「制限」などの警告が届く
これらの異常を放置すると、詐欺の加害者と誤解される・信用を失う・金銭的な被害へと発展する可能性があります。
スマホが乗っ取られたのかどこから不正アクセスされたのかを明らかにしたい場合にはフォレンジック調査が有効です。専門的な解析によって端末や通信のログから侵入の有無や被害の範囲や原因を客観的に解明することができます。
Facebookメッセンジャー乗っ取り時の対処法
アカウントがすでに乗っ取られている可能性がある場合、以下の手順で即時に対応しましょう。被害の拡大を防ぎ、アカウントを取り戻すための基本フローです。
①パスワードの即時変更
最初に行うべきことは、アカウントのパスワード変更です。アクセス可能な端末からログインし、設定メニューよりパスワードを更新してください。
- 「設定とプライバシー」→「設定」を開く
- 「セキュリティとログイン」→「パスワードを変更」へ移動
- 新しいパスワードを入力し「変更を保存」を選択
②他の端末から強制ログアウト
攻撃者の接続を遮断するため、現在ログインしているすべての端末から強制的にログアウトします。
- 「設定とプライバシー」→「セキュリティとログイン」へ進む
- 「ログインの場所」一覧から不審な端末を確認
- 各セッションの右端「…」から「ログアウト」を実行
③友人・知人への注意喚起
被害の連鎖を防ぐため、自分のアカウントから不審なメッセージを受け取った可能性のある相手に対し、速やかに状況を伝えてください。
- Messengerで信頼できる連絡先に個別メッセージを送信
- 「不審なメッセージに反応しないように」と明記する
- タイムラインにも注意喚起の投稿を掲載
④Facebook公式サポートへの報告
アカウント復旧が自力で難しい場合、Facebookのヘルプセンターにて専用フォームを使い、被害の申告と本人確認を行ってください。
- facebook.com/hacked にアクセス
- 画面の案内に従って手続きを進める
- 必要に応じて本人確認資料を提出する
⑤不要なアプリ・サービス連携の解除
過去に連携したアプリやサービスが、情報漏えいの起点となることがあります。連携状況を確認し、不要なものは削除してください。
- 「設定」→「アプリとウェブサイト」を選択
- 不要なアプリのチェックボックスをオンにする
- 「削除」を選択し、連携を解除
⑥専門のフォレンジック調査会社に相談する
不正アクセスの証拠を残すには、操作ログや通信履歴の調査が必要です。証拠を取らずに初期化すると、加害者特定や被害証明ができなくなる恐れがあります。
金銭被害・個人情報漏洩・法人アカウントでのトラブルがある場合は、フォレンジック調査の専門業者に相談するのが確実です。
フォレンジック調査では、スマホに残された操作履歴や通信ログを解析し、乗っ取りや不正アクセスの有無を正確に特定します。買い替える前に原因を明らかにすることが安心につながります。
自分で対応できない場合はフォレンジック調査の専門業者に依頼する
ハッキング、不正アクセス、ウイルス感染、情報漏えいなどの被害が発生し、自力での対応が難しいと感じたら、迷わずフォレンジック調査の専門業者に相談しましょう。
どこから侵入され、どの情報が漏れたのかを正しく把握することは、被害の拡大防止に不可欠です。特に情報が悪用された疑いがある場合は、専門家による迅速な調査が有効です。
デジタルデータフォレンジックでは、相談から初期診断・お見積りまで、24時間365日無料でご案内しています。今すぐ専門のアドバイザーへご相談ください。
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なぜ乗っ取られる?Facebookメッセンジャーが狙われる6つの原因
Facebookメッセンジャーの乗っ取りは、気づかないうちに第三者にアカウントを操作されることで起こります。以下のような手口で、不正ログインや勝手なメッセージ送信が行われる事例が多数確認されています。
偽サイトでログインさせる「フィッシング詐欺」
Facebookの通知を装ったメールやSMSから偽のログインページに誘導し、ID・パスワードを盗み取る手口です。入力された情報はそのまま攻撃者に送信され、不正ログインに使われます。
なりすましで回復機能を悪用される
Facebookの回復機能を悪用し、被害者の友人になりすました偽アカウントが本人確認をすり抜け、アカウント乗っ取りを実行するケースもあります。巧妙な演出のため気づきにくいのが特徴です。
パスワードの使い回しによる情報流出
他のサービスで情報漏洩があった場合、Facebookでも同じIDとパスワードを使っていると乗っ取られる可能性があります。自動化ツールを使って一斉に突破される「リスト型攻撃」も多発中です。
連携アプリ経由のアカウント侵入
Facebookと連携する診断系コンテンツやゲームアプリなどの中には、アカウント情報へのアクセスを目的とする悪質なものも存在します。利用後はアクセス権を解除するのが安全です。
セキュリティ設定の未対策
二段階認証を設定していない、ログイン通知をオフにしていると、乗っ取りに気づけず被害が拡大する恐れがあります。初期設定のままでは防御力が極めて低いため要注意です。
信頼を利用したソーシャルハッキング
電話・メッセージなどで「認証コードを教えて」「確認のためパスワードを送って」と頼まれるケースはすべて詐欺です。信頼関係を利用し、情報を盗むこの手口は急増しています。
まとめ
Facebookメッセンジャーの乗っ取りは、自身だけでなく関係者へも被害が広がる悪質な攻撃です。早期の気付きと適切な対応によって、影響を最小限に抑えることが可能です。
被害が重大化する恐れがある場合には、フォレンジック調査会社に相談し、専門的な証拠保全と分析を依頼する判断が求められます。
日常的な対策として、二段階認証の有効化やフィッシング詐欺への警戒を怠らず、アカウントの安全を継続的に見直すことが重要です。
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