- 「パソコンの動作が急に遅くなった」
- 「知らないアプリが勝手に起動する」
- 「ログインできなくなった」
上記のような異常が見られる場合、不正アクセスを受けている可能性があります。不正アクセスは一度発生すると、個人情報の漏洩や金銭的損害、業務の停止など、深刻な被害につながります。
本記事では、不正アクセスが疑われる際の確認方法と、被害を最小限に抑えるための具体的な対処法を解説します。
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目次
パソコンが不正アクセスされたかを見分ける方法
パソコンが不正アクセスを受けている可能性は、いくつかの兆候から判断できます。ここでは代表的な確認ポイントをまとめます。
また、不正アクセスの基本や被害事例については以下の記事に解説しています。
>>【専門家が解説】不正アクセスとは?原因・被害・対応方法をわかりやすく解説
以下には、不正アクセスの疑いがある場合に確認すべき主なポイントをまとめます。
- 身に覚えのない通知やメールの受信
- 不審なユーザーやデバイスによるアクセス
- 異常なアクセス日時やアクセス回数
- アクセス元IPアドレスの不自然な変化
- システムやサービスのログイン履歴に不審な記録がある
- セキュリティソフトからの警告や検知履歴
上記の兆候が一つでも確認された場合は、すでに不正アクセス被害が進行している可能性があります。自己判断で対応すると被害が拡大するリスクがあるため、早急に専門の調査会社へ相談し、原因の特定と対策を行うことが重要です。

パソコンが不正アクセスを受けたときの6つの対処法
不正アクセスが疑われる場合は、即座に下記の手順を実行することで被害の拡大を防ぐことが可能です。
①ネットワーク接続を切断する
最初にやるべきことは、インターネット接続をすぐに遮断することです。これにより、パソコンからの情報流出や外部からの操作を遮断できます。
- Wi-Fiの場合は、パソコン右下のWi-Fiアイコンをクリック。
- 「接続解除」または「Wi-Fiをオフにする」を選択。
- LANケーブルを使用している場合は、物理的にケーブルを抜く。
②セーフモードで起動する
通常モードではマルウェアが起動している可能性があるため、セーフモードでの起動を行い、最小限の状態で不審なプロセスやアプリの確認を行います。
- Windowsの再起動中に「Shift」キーを押しながら「再起動」をクリック。
- 「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「スタートアップ設定」>「再起動」を選択。
- 番号「4」(セーフモードを有効にする)を押して起動。
③不審なプロセス・アプリを確認・削除する
セーフモードで起動した後、不審なプロセスやスタートアップアプリを停止・削除します。
- タスクバーを右クリックし「タスクマネージャー」を開く。
- 「プロセス」タブで不明なアプリやリソース消費が高いプロセスを確認。
- 不審なものを右クリックして「タスクの終了」を選択。
④アカウントのパスワードを変更する
可能な限り、安全なデバイスからアカウントのパスワードを変更してください。
- スマートフォンなど安全なデバイスを使用。
- すべての重要アカウント(Google、Microsoft、SNS、銀行など)のパスワードを変更。
- 二段階認証(2FA)を有効化する。
⑤セキュリティソフトでフルスキャンする
市販のセキュリティソフトやWindows Defenderを使って、パソコン内の全ファイルをスキャンします。
- Windowsの「設定」>「更新とセキュリティ」>「Windowsセキュリティ」へ移動。
- 「ウイルスと脅威の防止」をクリック。
- 「フルスキャン」を選択して実行。
⑥フォレンジック調査を依頼する
不正アクセスが犯罪行為である場合、証拠保全のために自力での対応は控えるべきです。下手に操作すると、証拠データが上書きされる可能性があります。
フォレンジック調査では、端末やサーバーに残されたログ・通信履歴・ファイル改ざん痕跡を専門ツールで解析し、証拠となるデータを保全しながら原因と被害範囲を正確に特定します。二次被害の防止や安全性を確保するためには、早期に専門家へ依頼することが最善の方法です。
専門のフォレンジック調査会社に依頼することで、以下のような分析が可能です。
- どのIPアドレスがアクセスしたか
- どのファイルが閲覧・持ち出されたか
- 侵入経路と使用されたツール
- 操作ログや改ざん記録
社内や個人でフォレンジック調査を完結させるのは、証拠の観点からリスクが高いため、専門家への相談が必須です。
当社では、39,451件以上の累積相談実績(算出期間:2016年9月1日~)と警察・捜査機関395件以上の依頼実績(算出期間:2017年8月1日~)を基に、経験豊富なエンジニアが迅速かつ的確な調査を行います。
24時間365日体制で電話受付や無料診断を実施しており、突然のインシデント発生でも安心してご相談いただけます。
パソコンが不正アクセスされたリスク
パソコンが不正アクセスを受けると、情報漏洩や金銭的損害だけでなく、業務や社会的信用にも大きな影響を及ぼします。以下に代表的なリスクをまとめました。
個人情報や業務情報の漏洩
不正アクセスにより、顧客情報や社員の個人情報、社内の機密資料などが外部に流出する可能性があります。流出した情報はダークウェブで売買されたり、競合他社に渡ったりする恐れがあります。
金銭的被害・身代金要求(ランサムウェア)
侵入後にランサムウェアを仕込まれ、ファイルやシステムを暗号化された上で身代金を要求されるケースがあります。支払ってもデータが復旧しない、さらに別の要求をされるなど二次被害の危険もあります。
業務停止・社会的混乱
システムやネットワークが停止すると、取引やサービスの提供が止まり、業務全体が滞ります。特に医療機関や公共サービスでは、利用者や市民生活に深刻な影響が及びます。
風評被害・信用失墜
不正アクセス被害が報道やSNSで広がることで、企業や組織の信頼性が損なわれます。一度失った信用を回復するには長期間と多大なコストが必要です。
さらなる攻撃の踏み台化
侵入されたパソコンやサーバーが、他の企業や個人への攻撃拠点(踏み台)として悪用される場合があります。この場合、自らも加害者とみなされ、法的責任を問われる可能性があります。
犯罪利用・なりすまし
不正アクセスによって乗っ取られたアカウントや端末が、詐欺や迷惑メール送信など犯罪行為に使われることがあります。本人になりすました行為が行われ、取引先や顧客にも被害が拡大します。
上記のいずれかに該当する場合、早急な対応が必要です。放置すると、機密情報の流出、金銭被害、信用失墜など深刻な被害が発生するリスクが高まります。さらに、証拠データが消失して原因特定が困難になる恐れがあります。早期のフォレンジック調査が被害拡大防止の鍵です。
当社は24時間365日、電話受付と無料診断を行っておりますので、いつでも安心してご相談ください。
パソコンへの不正アクセスはフォレンジック調査で対応
 
サイバー攻撃、不正アクセス、マルウェア感染のような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。
特に、法的手続きが絡むケースや被害が広範囲に及ぶ場合は、専門家の力を借りることで被害の最小化と信頼性の高い証拠の収集が可能です。
>情報漏えい時の個人情報保護委員会への報告義務とは?詳しく解説
当社では、インシデント対応のプロが初動対応から、専門設備でのネットワークや端末の調査・解析、調査報告書の提出、ならびに報告会によって問題の解決を徹底サポートします。
フォレンジックサービスの流れや料金については下記からご確認ください。
【初めての方へ】フォレンジックサービスについて詳しくご紹介
【サービスの流れ】どこまで無料? 調査にかかる期間は? サービスの流れをご紹介
【料金について】調査にかかる費用やお支払方法について
【会社概要】当社へのアクセス情報や機器のお預かりについて
デジタルデータフォレンジックの強み
デジタルデータフォレンジックは、迅速な対応と確実な証拠収集で、お客様の安全と安心を支える専門業者です。デジタルデータフォレンジックの強みをご紹介します。
累計相談件数39,451件以上のご相談実績
官公庁・上場企業・大手保険会社・法律事務所・監査法人等から個人様まで幅広い支持をいただいており、累積39,451件以上(※1)のご相談実績があります。また、警察・捜査機関から累計395件以上(※2)のご相談実績があり、多数の感謝状をいただいています。
(※1)集計期間:2016年9月1日~
(※2)集計機関:2017年8月1日~
国内最大規模の最新設備・技術
自社内に40名以上の専門エンジニアが在籍し、14年連続国内売上No.1のデータ復旧技術(※3)とフォレンジック技術でお客様の問題解決をサポートできます。多種多様な調査依頼にお応えするため、世界各国から最新鋭の調査・解析ツールや復旧設備を導入しています。
(※3)第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(2007年~2017年)
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ご相談から最短30分で初動対応のWeb打合せを開催・即日現地駆けつけの対応も可能です。(法人様限定)自社内に調査ラボを持つからこそ提供できる迅速な対応を多数のお客様にご評価いただいています。
デジタルデータフォレンジックでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。今すぐ専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
不正アクセスを防ぐための7つの具体的対策
不正アクセスを未然に防ぐためには、技術的な対策と運用面の管理を両立させることが重要です。以下の7項目を日常的に実践することで、侵入リスクを大幅に低減できます。
- OSやソフトウェアを常に最新の状態に更新
- パスワード管理の徹底・強化
- 多要素認証(2段階認証など)の導入
- アクセス権限の適正管理
- セキュリティソフトやファイアウォールの導入・更新
- 社員・利用者へのセキュリティ教育、情報リテラシー向上
- 脆弱性診断・ペネトレーションテストの実施
効果的な不正アクセス対策を行うためのポイントを、以下の記事で詳しく解説しています。被害を防ぐためにもぜひ参考にしてください。

よくある質問
対応内容・期間などにより変動いたします。
詳細なお見積もりについてはお気軽にお問い合わせください。
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。
可能です。当社は特定の休業日はございません。緊急度の高い場合も迅速に対応できるように、365日年中無休で対応いたしますので、土日祝日でもご相談下さい。
もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。
 
				 
			 
											 


 



 
						
						
						
												 
						
						
						
												 
						
						
						
												 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	