サイバー攻撃

悪質なVPNアプリの危険性とは?インストールしてしまった場合の対処法について解説

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VPN(仮想プライベートネットワーク)は、インターネット接続を暗号化し、セキュリティを向上させる便利なツールです。しかし、全てのVPNアプリが安全であるわけではありません。中にはセキュリティの低さや悪質な動作が確認されているものが多数存在します。

この記事では、VPNアプリの危険性について解説し、マルウェア感染や情報漏えいを目的とした悪質なVPNアプリから身を守るための対策方法を紹介します。さらに、万が一不正なVPNアプリをインストールしてしまった場合の対処法についても詳しく説明します。

VPNアプリに潜む危険な要素

一見すると便利でセキュリティを高めてくれるVPNアプリですが、いくつかの危険な要素が潜んでいることに注意が必要です。特に無料のVPNアプリや信頼性の低い提供者によるアプリは、次のようなリスクを伴うことがあります。

1. データの盗難や不正な利用

一部の悪質なVPNアプリは、ユーザーのインターネットトラフィックを監視し、個人情報やブラウジング履歴、パスワードなどの機密データを不正に収集することがあります。このようなアプリは、実際にはプライバシーを保護するどころか、データの漏洩を引き起こすリスクを高めます。

2. マルウェアや広告の挿入

無料VPNアプリの中には、広告収入を目的として動作するものもあり、ユーザーがウェブを閲覧する際に不正な広告を挿入することがあります。さらに悪質なアプリは、デバイスにマルウェアをインストールし、バックドアを作成することで、サイバー攻撃の対象になるリスクを増加させます。

3. セキュリティプロトコルの欠如

悪質なVPNアプリの中には適切なVPNプロトコルを使用していないアプリも多く見られます。これにより、通信が暗号化されていない状態でインターネットに接続されることになり、ハッカーや第三者によるデータ傍受が容易になります。VPNを使用しているつもりでも、実際には全くセキュリティが向上していない場合があります。

危険なVPNアプリを見分けるポイント

悪質なVPNアプリを見分けるためには、いくつかの注意点に目を向けることが重要です。以下の項目に該当する場合、VPNアプリの利用は控えることを推奨します。

1. 過度なアクセス権限を要求している

VPNアプリが動作するために必要な権限は限られています。例えば、通話履歴やSMS、位置情報へのアクセスを求めるアプリは、不審である可能性が高いです。VPNアプリがどのようなアクセス権限を要求しているか、インストール前に必ず確認しましょう。

2. 信頼できない提供元からリリースされている

提供元が不明であったり、評判の悪い企業が開発しているVPNアプリには要注意です。公式のアプリストアで高評価がついているか、独立したレビューサイトでの評価も確認することが大切です。

3. 無料で無制限に利用できる

無料で無制限のVPNサービスを提供するアプリには特に警戒が必要です。サーバーの運用やメンテナンスにはコストがかかるため、完全無料で運営できるVPNは非常に少なく、多くの場合は別の方法で収益を得ています。多くの無料VPNは、ユーザーのデータを広告主に売却しているか、不正な目的で利用している可能性があります。

悪質なVPNアプリをインストールしてしまった場合の対処法

万が一、悪質なVPNアプリをインストールしてしまった場合、早急に対処する必要があります。以下に、その具体的な手順を解説します。

1. アプリのアンインストール

最初のステップは、問題のあるVPNアプリを即座にアンインストールすることです。設定からアプリ管理に移動し、インストールされているアプリの一覧から問題のVPNを探してアンインストールを行います。操作手順は以下の通りです。

  1. 設定アプリを開き、「アプリ」または「アプリ管理」を選択します。
  2. リストの中から、問題のVPNアプリを探してタップします。
  3. 「アンインストール」を選び、デバイスから完全に削除します

2. デバイスのウイルススキャン

悪質なVPNアプリがマルウェアをインストールしている可能性があるため、次に信頼できるセキュリティソフトを使用してデバイス全体をスキャンしましょう。スキャンの手順は以下の通りです。

  1. セキュリティソフトをインストールまたは起動します。
  2. 「フルスキャン」を選択してデバイス全体をスキャンします。
  3. 検出されたマルウェアや不正なプログラムがあれば、削除を実行します。

3. パスワードの変更

VPNアプリを通じてデータが漏洩した可能性がある場合、重要なアカウントのパスワードを全て変更することが推奨されます。特に、銀行、メール、SNSなどのアカウントは、直ちに新しい強力なパスワードに変更し、可能であれば二要素認証(2FA)を設定しましょう。

詳しく調べる際はハッキング・乗っ取り調査の専門家に相談する

DDFハッキング、不正アクセス、乗っ取り、情報漏えいのような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。しかし、自力で調査を行うと、調査対象範囲が適切でなかったり、意図しない証拠データの消失が発生しやすく、不完全な結果になる恐れがあります。

このような事態を防ぎ、適切な調査によって原因究明を行うためにも、ハッキング調査の専門家に相談することが重要です。

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安全なVPNアプリを選ぶためのポイント

VPNアプリを選ぶ際には、次の点を重視して選ぶことで、危険なVPNを避けることができます。

1. 有名なセキュリティ企業の製品を選ぶ

信頼できるセキュリティ企業が提供するVPNは、安全性が高く、セキュリティプロトコルも最新のものが採用されています。なるべく実績ある企業の製品を選びましょう。

2. 明確なプライバシーポリシーを確認する

VPNアプリを使用する前に、必ずその企業のプライバシーポリシーを確認し、どのようなデータが収集されるのか、第三者と共有されることがないかを確認しましょう。

よくある質問

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この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

デジタルデータフォレンジック
エンジニア

累計ご相談件数32,377件以上のフォレンジックサービス「デジタルデータフォレンジック」にて、サイバー攻撃や社内不正行為などインシデント調査・解析作業を行う専門チーム。その技術力は各方面でも高く評価されており、在京キー局による取材実績や、警察表彰実績も多数。

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