ブルーフォースアタックにより個人情報が漏えいする事例が多発しています。ブルーフォースアタックとは、パスワードを総当たりで試行する攻撃手法です。比較的簡単に実行できる攻撃であるため、誰でも標的になる可能性があります。そのため、効果的な対策を講じて被害を防ぐことが重要です。
この記事では、ブルートフォースアタックの種類や手口、有効な対策などを解説します。
目次
ブルートフォースアタックとは
ブルートフォースアタックとは、システムのセキュリティを突破するために、あらゆる可能性のあるパスワードを試す攻撃方法です。システムの弱点を特定するのではなく、力ずくでパスワードを見つけ出すという特徴があります。
例えば、パスワードが数字4桁の場合、攻撃者は特定のツールやプログラムを使用して「0000」から「9999」まで順に全ての組み合わせを試します。短時間で何千、何万というパスワードの組み合わせを試すことができるため、セキュリティがそれほど高くないシステムでは、簡単にパスワードを突破されるリスクがあります。
ブルートフォースアタックを受けるとどうなる?
ブルートフォースアタックを受けると以下のような被害が発生する可能性があります。
- システム・Webサイトが乗っ取られる
- 金銭的被害が発生する
- 個人情報が漏えいする
システム・Webサイトが乗っ取られる
ブルートフォースアタックにより攻撃者がログイン情報を手に入れると、システムやWebサイトを完全に乗っ取ることができます。乗っ取られたシステムやWebサイトは、攻撃者の意のままに操作されることになり、重要な情報の改ざんや削除が行われる危険性があります。
金銭的被害が発生する
攻撃者が不正ログインに成功した後、クレジットカードや口座の情報を盗み出し、不正利用することが可能です。一般的には、盗んだクレジットカードの不正使用による高額商品の購入や、銀行口座からの不正送金があります。また、攻撃者が盗んだ個人情報を第三者に売り渡すことにより、被害者は金銭的な損失に加えて個人情報の漏洩という二重の被害に遭うことも少なくありません。
個人情報が漏えいする
ブルートフォースアタックによって企業の機密情報や知的財産、個人情報が漏えいする可能性があります。
仮に、企業が保有する顧客の個人情報が漏えいした場合、「漏えいした情報の種類」「侵入経路」「漏えい件数」などを調査し、個人情報保護委員会に報告することが法律で定められています。万が一、これに違反した場合、罰金刑が科せられる可能性もあるため注意しましょう。
個人情報の漏えいが発覚した際は、フォレンジック調査が役立ちます。フォレンジック調査とは、コンピューターやネットワーク、その他デジタル機器内のデータを科学的に調査・分析し、サイバー攻撃の全容を明らかにする手法です。これを用いることで、ブルートフォースアタックによる被害を正確に把握することができます。
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2022年4月から改正個人情報保護法が施行されました

2022年4月に施行された「改正個人情報保護法」では、個人データの漏えい、あるいは漏えいが発生する可能性がある場合、報告と通知が法人に義務付けられました。違反した企業には最大1億円以下の罰金が科せられる可能性もあります。
もし、マルウェア・ランサムウェア感染、不正アクセス、社内不正、情報持ち出しのような情報セキュリティ上の問題が発生した場合、まずは感染経路や漏えいしたデータの有無などを確認することが重要です。
ただ、調査を行うには、デジタルデータの収集・解析などの専門技術が必要です。これは自社のみで対応するのが困難なため、個人情報の漏えいが発生した、もしくは疑われる場合は、速やかにフォレンジック専門家に相談し、調査を実施することをおすすめします。
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ブルートフォースアタックの種類と手口
ブルートフォースアタックの代表的な種類と手口は以下のとおりです。
- 単純ブルートフォース攻撃
- 辞書攻撃
- リバースブルートフォース攻撃
単純ブルートフォース攻撃
単純ブルートフォース攻撃は、可能性のあるすべてのパスワードの組み合わせを試す手法です。攻撃者は、ユーザー名やIDと組み合わせて、0から9までの数字や、aからzまでの英字、AからZまでの英大文字など、単純な文字列を組み合わせて、パスワードを推測します。
辞書攻撃
ブルートフォース攻撃が無作為にあらゆる組み合わせを試すのに対し、辞書攻撃はより限定された範囲からパスワードを特定する手法です。攻撃者は「password」「123456」など辞書に掲載されている単語やよく使われるパスワードの組み合わせを試行して、パスワードを推測します。ただし、辞書に掲載されていないパスワードの場合、成功する確率は低くなります。
リバースブルートフォース攻撃
リバースブルートフォース攻撃とは、パスワードを固定して、あらゆるIDを組み合わせて、総当たりで不正ログインを試みる攻撃です。通常のブルートフォース攻撃は、IDを固定してパスワードを総当たりで試行しますが、リバースブルートフォース攻撃は、パスワードを固定してIDを総当たりで試行します。
ブルートフォースアタックの対象
ブルートフォースアタックの対象は以下のとおりです。
- Webサイトやシステムのログイン画面
- Webサービスやアプリケーションのアカウント
- IoT機器
- クラウドサービス
Webサイトやシステムのログイン画面
ログイン画面は、ブルートフォースアタックの主要なターゲットです。多くのWebサイトやシステムは、ログイン認証を通じてユーザーのアクセスを管理しますが、これを突破するためにブルートフォースアタックを利用します。特に、管理者権限を持つアカウントがターゲットにされることが多く、成功するとシステム全体にアクセスできるようになります。
Webサービスやアプリケーションのアカウント
人気のあるサービスやアプリケーションは、攻撃者にとって魅力的なターゲットになります。ソーシャルメディア、メールサービス、オンラインバンキングなど、広範囲にわたって利用されているサービスは、大量の個人情報を含むため特に狙われやすいです。これらのアカウントが侵害されると、個人情報の漏洩や不正な活動に利用されるリスクが高まります。
IoT機器
セキュリティが弱いIoT機器は、攻撃者によるブルートフォースアタックのターゲットになりがちです。インターネットに接続される多くのデバイスは、基本的なセキュリティ対策が欠けているケースが多くあります。特にデフォルトのパスワードを変更しないユーザーが多いため、攻撃者はこれを利用して容易にアクセス権限を得ることができます。
クラウドサービス
クラウドストレージやクラウドベースのアプリケーションも、攻撃の対象になります。多くの人がデータの保存やアプリケーションの実行にクラウドサービスを利用しており、大量の情報にアクセスすることを目的に攻撃を仕掛けます。
ブルートフォースアタックを受けた場合は専門業者に相談する

サイバー攻撃、不正アクセス、マルウェア感染のような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。
特に、法的手続きが絡むケースや被害が広範囲に及ぶ場合は、専門家の力を借りることで被害の最小化と信頼性の高い証拠の収集が可能です。
>情報漏えい時の個人情報保護委員会への報告義務とは?詳しく解説
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【初めての方へ】フォレンジックサービスについて詳しくご紹介
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ブルートフォースアタックに対する有効な対策
ブルートフォースアタックに対する有効な対策は以下のとおりです。
- 複雑で予測しにくいパスワードを使用する
- パスワードの定期的な変更
- 2段階認証にする
- アクセス制限をかける
複雑で予測しにくいパスワードを使用する
簡単なパスワードや一般的な単語は避け、文字、数字、記号を組み合わせた複雑なパスワードを使いましょう。理想的なパスワードは、12文字以上かつ予測不可能なランダムな文字列を含むものです。
たとえば、「Pa$$w0rd!23」のようなパスワードは、「password123」よりもはるかに安全です。複雑なパスワードは、ブルートフォースアタックを使った攻撃者が推測しにくく、攻撃にかかる時間を劇的に増やす効果があります。
パスワードの定期的な変更
パスワードを定期的に変更することは、セキュリティを維持する上で有効です。特に、セキュリティ侵害が疑われる場合や、定期的なメンテナンスの一環として、数ヶ月ごとにパスワードを更新することが推奨されます。古いパスワードが漏洩した場合でも、定期的な更新によって不正アクセスのリスクを軽減できます。
2段階認証にする
二段階認証とは、ログイン時にIDとパスワードに加えて、別の要素による認証を追加することで、セキュリティを強化する仕組みです。顔認証やワンタイムパスワードを通じた認証を追加することで、セキュリティレベルを高めることができます。
アクセス制限をかける
不審なログイン試行が検知された場合にアカウントを自動的にロックするなど、アクセス制限を設けることも有効です。例えば、短時間に多数のログイン失敗が発生した場合、そのアカウントを一時的に無効化することで、ブルートフォースアタックを阻止できます。また、IPアドレスや地理的な位置に基づいたアクセス制御を行うことも、不審なアクセスを防ぐ効果的な方法です。
よくある質問
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