セキュリティ対策

「このページは安全ではありません」は本物?偽物との違い・対処法を解説

CVE-2025-3500

「このページは安全ではありません」と表示されると、多くの人はすぐにウイルス感染や情報漏えいを心配します。ただし、この文言はブラウザやセキュリティ機能が出す本物の警告でも使われますし、詐欺サイト側が利用者をだますために見せるフェイクアラートでも使われます。

そのため重要なのは、文言そのものに慌てるのではなく、誰がその警告を出しているのか、何をさせようとしているのかを見て切り分けることです。ここを見誤ると、本当に危険なページへ進んでしまったり、逆に偽警告に従って被害を広げたりします。

本記事では、「このページは安全ではありません」という表示の意味、本物と偽物の見分け方、見た直後に取るべき対応、日常的な予防策までを整理して解説します。

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「このページは安全ではありません」が意味していること

この表示は、必ずしも一つの意味ではありません。大きく分けると、ブラウザやセキュリティ機能が危険な接続や危険サイトを止めるために出している正規の警告と、詐欺サイトが利用者を焦らせるために見せる偽警告の2種類があります。

正規の警告が意味していること

本物の警告では、HTTPS証明書の問題、混在コンテンツ、フィッシングサイトの疑い、マルウェア配布サイトの疑いなどが検知された場合に表示されます。

この場合の意味は、「この先に進むと、IDやパスワード、カード情報などが盗まれる可能性がある」「なりすましサイトかもしれない」「安全な通信ではない」といった、予防的な注意喚起です。つまり、危険を知らせて止めてくれている警告です。

フェイクアラートが意味していること

一方で、危険なサイトの中に「このページは安全ではありません」「ウイルスが検出されました」「システムが危険です」といった画面が大きく表示されることがあります。

これは本当に利用者を守るための通知ではなく、電話、アプリのインストール、カード情報の入力、個人情報の送信へ誘導するための詐欺的な画面です。この場合は、ページが危険というより、その警告自体が危険なコンテンツだと考えるべきです。

「このページは安全ではありません」の本物と偽物の見分け方

見分けるときに重要なのは、表示場所、表現、要求される行動の3つです。画面が怖いかどうかではなく、どこに表示されていて、何をさせようとしているかを見ると判断しやすくなります。

正規の警告の典型的な特徴

本物の警告は、Chrome、Edge、Safari、FirefoxなどのブラウザのUIとして表示されることが多く、アドレスバーの近くや画面上部の帯、南京錠アイコン周辺など、見慣れた場所から出ます。

文面も比較的落ち着いていて、「この接続は安全ではありません」「証明書に問題があります」「このサイトはフィッシングの可能性があります」など、何が危険なのかが比較的具体的です。

また、推奨される行動は「戻る」「このサイトに進まない」が中心で、電話やカード入力、アプリ導入を直接要求することは通常ありません。

フェイクアラートの特徴

フェイクアラートは、ブラウザの枠ではなくページの中身として大きく表示されることが多く、派手な色、警告音、点滅、カウントダウン、不自然な日本語などで焦らせてきます。

さらに、「今すぐ電話」「今すぐインストール」「今すぐ支払い」といった、その場での外部行動を強く要求するのが典型です。つまり、電話・支払い・インストールへ直結する警告はまず偽物を疑うべきです。

「このページは安全ではありません」が表示された直後にやるべきこと

対処は、「ブラウザの正規警告だった場合」と「ページ内のフェイクアラートだった場合」で分けて考える必要があります。ここを混ぜると、本当に危険なサイトへ進んでしまったり、逆に詐欺画面の指示に従ってしまうことがあります。

ブラウザやセキュリティ機能の正規警告だった場合

正規の警告なら、基本はそのまま先に進まないことが原則です。特にログインや決済、個人情報入力が絡む場面では、警告を無視して続行しない方が安全です。

基本対応
  • 原則として「戻る」「離脱」を選ぶ
  • 本当に必要なサイトかを再確認する
  • メールやSNSのリンクではなく、自分で公式URLを入力するか、公式ブックマークから開き直す
  • それでも同じ警告が出るなら、そのサイトの利用自体を再検討する
  • 企業利用なら情シスやセキュリティ担当にURLと警告内容を共有する

やむを得ず進む場合でも、機密情報やカード情報は入力しない方が安全です。本物の警告は「進まない方がよい」と止めてくれているので、その警告を軽視しないことが重要です。

ページ内のフェイクアラートっぽい場合

ページの中に大きく表示され、電話やインストール、支払いを求めてくるなら、まずフェイクアラートを疑います。この場合は、画面の指示に一切従わず、ブラウザ側の整理だけを行います。

基本対応
  • ページ内のボタン・リンク・電話番号には一切触れない
  • タブを閉じる。難しければブラウザ自体を強制終了する
  • ブラウザの履歴・キャッシュ・Cookieを削除する
  • 自動ダウンロードされたファイルがあれば削除し、開かない

この段階で何もインストールしていない、何も入力していないなら、深刻な被害に至っていないことが多いです。ただし、すでに電話した、アプリや拡張機能を入れた、カード情報やID・パスワードを入力した場合は別です。

その場合は、通信を一時遮断し、不審なアプリや拡張機能を削除し、信頼できるセキュリティソフトでフルスキャンを行い、カード会社や銀行、該当サービスへ連絡してパスワード変更や二要素認証設定まで含めて対応する必要があります。

「このページは安全ではありません」への備えとして予防すべき策

こうした表示に強くなるには、日頃の基本対策が重要です。特に、URL確認、危険サイトブロック、警告画面から直接行動しないというルールを持つだけでも、かなり被害を防げます。

主な予防策
  • 銀行やEC、大手サービスは公式ドメインを確認してから使う
  • 短縮URLやメール・SNSからのリンクは極力避ける
  • ブラウザとOS、セキュリティソフトの危険サイトブロック機能を有効にする
  • 警告画面から電話・支払い・外部インストールをしない
  • 不安なときは、その画面経由ではなく自分で公式サイトや公式アプリを開いて確認する

特に、「警告が出たらその場で解決しようとする」のではなく、「いったん閉じて、公式側で確認する」という癖をつけると、安全側に倒しやすくなります。

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>情報漏えい時の個人情報保護委員会への報告義務とは?詳しく解説

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この記事を書いた人

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