サイバー攻撃

Emotet感染防止対策7選|なりすましメールの見分け方と二次被害を防ぐポイント

Emotetは、メールの添付ファイルや本文中のリンクをきっかけに感染するマルウェアで、国内外を問わず多くの被害が報告されています。特に取引先や知人になりすまして信頼を得る巧妙な攻撃手口が特徴で、企業の情報資産が狙われやすい傾向にあります。

感染に気づかず放置してしまうと、二次被害につながる可能性があり、原因や範囲の把握が困難になる可能性があります。

本記事では、Emotet感染による被害内容や情報漏えいのリスク、感染時の対処方法、再発防止策について専門家の視点で解説します。

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Emotetとは

Emotet(エモテット)は、もともと銀行情報を狙うトロイの木馬型マルウェアとして登場しましたが、現在では多機能型マルウェアとして進化しています。感染した端末からは、メールのやり取りや連絡先、ログイン情報などを窃取し、それらをもとに攻撃を拡大していく性質を持ちます。

また、Emotetは他のマルウェア(ランサムウェアやバックドアなど)をダウンロードさせる「媒介型マルウェア」としても悪名高く、感染後の被害内容が複雑化しやすい点も特徴です。

会社 メール 監視
Emotetとは?仕組み・手口・対処法まで専門家が解説この記事では、Emotet(エモテット)の定義や仕組み、代表的な手口、被害リスク、企業が取るべき対策を専門家の視点から解説します。最新の活動状況もふまえ、初動対応と再発防止のポイントも整理しています。...

Emotet感染による被害内容

Emotetに感染すると、端末1台の問題にとどまらず、企業全体や取引先にまで深刻な影響が及ぶ恐れがあります。以下では、代表的な被害内容とそのリスクについて紹介します。

認証情報やメールデータの窃取

Emotetは感染端末からメールの本文、連絡先、ログイン情報などを窃取します。これにより、社内システムへの不正アクセスや、社外サービスの悪用リスクが高まります。

なりすましメールによる二次感染拡大

窃取した情報を元に、実在の人物や過去のメールを模したなりすましメールを送信します。これにより、取引先や社内の別端末に二次感染を引き起こすケースも確認されています。

なりすましによる被害となりすましをされた場合の対処方法については以下の記事で解説します。

パソコン カメラ 乗っ取り 確認
なりすまし被害の事例3選|手口と被害時の対処法を解説この記事では、なりすまし被害の実例で多い代表的な手口、見逃しやすいサイン、被害が広がる前に確認すべきポイントと安全な対処法までを解説します。24時間365日受付/法人様は最短15分で初動対応打合せ/即日現地駆けつけも可能。デジタルデータフォレンジック(DDF)は、官公庁・上場企業・捜査機関・法律事務所等で実績多数。累積相談実績は39,451件以上(期間:2016年9月以降)です。...

ランサムウェア等の連鎖感染

Emotetは他マルウェアの“踏み台”として機能し、ランサムウェアやバックドア、遠隔操作ソフトなどを追加で感染させることがあります。被害がより深刻化する要因となります。

ランサムウェアは身代金要求型マルウェアで企業にとって深刻なセキュリティ上の脅威です。

ランサムウェアについての詳細は以下の記事で解説します。

ランサムウェアとは?感染経路から被害事例・調査方法まで専門業者が解説
【専門業者が解説】ランサムウェアとは何か?仕組みと感染経路から攻撃手法、被害や調査方法など解説ランサムウェアは、ファイルを暗号化して金銭を要求する悪質なマルウェアで、企業の業務停止や情報漏えいなど深刻な被害を引き起こします。本記事では、ランサムウェアの仕組みや主な配布手法、攻撃の流れ、実際に発生し得る6つの被害について詳しく解説します。感染が疑われる場合は、早期の原因特定と被害範囲の可視化が重要です。専門業者による調査対応もご紹介します。...

法的・社会的責任リスク

個人情報の漏えいが確定すれば、個人情報保護法に基づく報告義務や公表、取引停止などに発展するリスクがあります。対応の不備が原因で企業の信頼を大きく損なうこともあります。

メール情報の窃取や実在人物を模したなりすましなど、Emotet感染が疑われる状況では、被害の範囲や影響の程度が自力では把握しきれないこともあります。

対処を誤ると、重要なデータが消失し適切な対処が困難になり、取引先への影響やランサムウェアの連鎖感染といった被害が広がる恐れがあります。

当社では、Emotet感染調査を通じて、感染端末や外部送信の有無、なりすましメールの痕跡、二次被害の兆候などを時系列で整理し、必要に応じて対外説明に活用できる報告書としてご提供可能です。初期診断は無料で、24時間365日体制で対応しています。

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Emotet感染防止対策7選

Emotetに感染すると認証情報の窃取や社内メールの乗っ取り、さらには他マルウェアのダウンロードなど、被害が連鎖的に拡大する可能性があります。ここでは、Emotetの特徴的な感染経路を踏まえた対策を紹介します。

①返信型スレッドメール(thread hijacking)に注意する

Emotetは、実在するメールのやり取りを引用した「返信メール」を装って送信されることが多くあります。過去のやり取りを流用しているため、正規メールと見分けがつきにくい点が特徴です。

手順
  1. メール本文の文脈が突然変わっていないか確認する
  2. 返信メールでも添付ファイルを安易に開かない
  3. 疑わしい場合は送信者へ別経路で確認する

②ZIPファイル付きメールの取り扱いを厳格化する

EmotetはZIPファイルにWordやExcelファイルを含めて送信されるケースが多く、添付ファイルを開くことで感染します。

手順
  1. ZIPファイル付きメールを自動検査する設定を行う
  2. 業務で不要なZIP添付メールはブロックする
  3. パスワード付きZIPの受信ポリシーを見直す

③Officeマクロの実行制御を強化する

Emotetは、Office文書に仕込まれたマクロを利用してダウンロード処理を実行します。マクロを許可すると感染が成立する可能性があります。

手順
  1. Officeのマクロ自動実行を無効にする
  2. 信頼できる文書以外ではマクロを許可しない
  3. グループポリシーで全社設定を統一する

④メール認証(SPF・DKIM・DMARC)を導入する

Emotetは、正規のメールアドレスを偽装して送信される場合があります。メール認証を導入することで、なりすましメールの検出精度を高めることができます。

手順
  1. SPFレコードをDNSに設定する
  2. DKIM署名をメールサーバーに設定する
  3. DMARCポリシーで不正メールを隔離する

⑤メールゲートウェイで添付ファイルを検査する

メールゲートウェイやサンドボックスを利用することで、添付ファイルの挙動を事前に確認できます。

手順
  1. メールゲートウェイで添付ファイルをスキャンする
  2. サンドボックスで実行挙動を分析する
  3. 危険ファイルは自動隔離する

⑥認証情報の窃取対策(MFA)を導入する

Emotetは感染端末からメールアカウントや認証情報を窃取し、さらに拡散を広げることがあります。

手順
  1. メール・クラウドアカウントに多要素認証(MFA)を導入する
  2. パスワードの使い回しを禁止する
  3. 不審なログイン履歴を定期確認する

⑦感染端末からの社内拡散を防ぐ

Emotetは感染端末から社内メールを送信し、組織内で感染を拡大させることがあります。ネットワーク内の拡散防止対策が重要です。

手順
  1. EDRやSIEMで不審なメール送信を監視する
  2. 感染疑い端末をネットワークから隔離する
  3. メール送信量の異常を検知する仕組みを導入する

デジタルデータフォレンジックでは、感染兆候の確認からログ解析、調査報告書の作成、行政報告・社外説明への対応まで、迅速かつ正確に対応しています。

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Emotet感染はフォレンジック調査会社に相談を

サイバー攻撃、不正アクセス、マルウェア感染のような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。

特に、法的手続きが絡むケースや被害が広範囲に及ぶ場合は、専門家の力を借りることで被害の最小化と信頼性の高い証拠の収集が可能です。

>情報漏えい時の個人情報保護委員会への報告義務とは?詳しく解説

当社では、インシデント対応のプロが初動対応から、専門設備でのネットワークや端末の調査・解析、調査報告書の提出、ならびに報告会によって問題の解決を徹底サポートします。

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デジタルデータフォレンジックの強み

デジタルデータフォレンジックは、迅速な対応と確実な証拠収集で、お客様の安全と安心を支える専門業者です。デジタルデータフォレンジックの強みをご紹介します。

累計相談件数47,431件以上のご相談実績

官公庁・上場企業・大手保険会社・法律事務所・監査法人等から個人様まで幅広い支持をいただいており、累積47,431件以上(※1)のご相談実績があります。また、警察・捜査機関から累計409件以上(※2)のご相談実績があり、多数の感謝状をいただいています。
(※1)集計期間:2016年9月1日~
(※2)集計機関:2017年8月1日~

国内最大規模の最新設備・技術

自社内に40名以上の専門エンジニアが在籍し、17年連続国内売上No.1のデータ復旧技術(※3)とフォレンジック技術でお客様の問題解決をサポートできます。多種多様な調査依頼にお応えするため、世界各国から最新鋭の調査・解析ツールや復旧設備を導入しています。
(※3)第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(2007年~2023年)

24時間365日スピード対応

緊急性の高いインシデントにもいち早く対応できるよう24時間365日受付しております。

ご相談から最短30分で初動対応のWeb打合せを開催・即日現地駆けつけの対応も可能です。(法人様限定)自社内に調査ラボを持つからこそ提供できる迅速な対応を多数のお客様にご評価いただいています。

デジタルデータフォレンジックでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。今すぐ専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。

よくある質問

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対応内容・期間などにより変動いたします。
詳細なお見積もりについてはお気軽にお問い合わせください。
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。

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可能です。当社は特定の休業日はございません。緊急度の高い場合も迅速に対応できるように、365日年中無休で対応いたしますので、土日祝日でもご相談下さい。

匿名相談は可能でしょうか?

もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。

この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

デジタルデータフォレンジック
エンジニア

累計ご相談件数47,431件以上のフォレンジックサービス「デジタルデータフォレンジック」にて、サイバー攻撃や社内不正行為などインシデント調査・解析作業を行う専門チーム。その技術力は各方面でも高く評価されており、在京キー局による取材実績や、警察表彰実績も多数。

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