フォレンジック調査は、不正アクセスや情報漏えいなどのサイバーインシデントにおいて「何が起きたのか」「どの範囲に被害が及んだのか」を明確にするための専門調査です。調査費用は一律ではなく、対象機器や調査範囲、報告書の用途(訴訟対応等)によって大きく変動します。
そこで本記事では、フォレンジック調査の費用相場の概要と、費用に影響する要素、依頼時に注意すべきポイントについて解説します。初めて依頼を検討する方にも分かりやすく整理していますので、ぜひご活用ください。
目次
フォレンジック調査とは
フォレンジック調査とは、サイバー攻撃や内部不正などのインシデントが発生した際に、PC・サーバ・スマートフォン・クラウドなどの電子機器に残るデジタルデータをもとに、被害や原因を客観的に明らかにする調査のことです。
証拠保全や操作履歴の解析を通じて、訴訟や社内処分、報告書の作成に耐えうる第三者性のある事実確認を行うことが目的です。
主な活用シーンとしては以下が挙げられます。
- 退職者や従業員による情報持ち出しや不正アクセスの調査
- サイバー攻撃によるシステム侵入やデータ漏えいの調査
- ランサムウェア感染時の侵入経路や感染範囲の特定
- 社内説明・取引先報告・訴訟提出用の調査報告書作成
このような調査は、専門性が求められるため、自社だけで対応するのは難しく、外部のフォレンジック専門会社への依頼が一般的です。
フォレンジック調査のより詳細な内容は以下の記事で解説します。
フォレンジック調査の対象機器の例
費用の目安を知るうえでは、どのような機器やデータが対象になるのかを理解することが重要です。
フォレンジック調査の対象は以下のように多岐にわたります。
- パソコン(Windows/Mac)やサーバ(Linux/Windows Serverなど)
- スマートフォン・タブレット(iOS/Android)
- USB・外付けHDDなどの記録媒体
- クラウドサービス(Microsoft 365 / Google Workspace / Box 等)
- メール・チャット・ファイル共有の操作履歴
- ネットワーク機器(ルータ、スイッチ、ファイアウォールなど)
一般的には「デバイス単位」「データ容量単位」「調査工数ベース」のいずれかで費用が積算されるケースが多く、対象の種類や数によって見積額が大きく変動します。
フォレンジック調査の費用相場
フォレンジック調査の費用は、調査の目的・規模・緊急度・報告書の用途などによって大きく異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。
- パソコンやスマホ1台の簡易調査:数万円〜数十万円
- サーバやネットワーク機器を含む調査:数十万円〜数百万円
機器単体の調査だけでなく、「報告書作成(法廷対応用)」「現地出張調査」「緊急対応」などがあると費用が加算されます。また、調査会社によっては「データ容量ベース」で課金される場合もあるため、料金体系の確認が重要です。
費用を左右する主な要素
見積金額が大きく変動する要素として、以下のポイントがあります。
調査対象の台数と種類
1台のPCと、複数台のサーバやスマートフォンでは必要な作業量が大きく異なります。1機器あたりの料金×台数で加算されるのが一般的です。
調査範囲の広さと深さ
対象の調査が「特定のファイル操作だけ」か「1か月分の操作履歴全体」かによって、必要なログの取得や解析工程が増減します。
調査の緊急性と納期
「至急で報告書が欲しい」など、対応スピードを求められる場合には、夜間作業・増員体制が必要となり、費用が割増になることがあります。
報告書の内容と提出形式
法廷提出を前提とした報告書(第三者性・証拠性を伴う)は、技術内容の精査や体裁の厳格な整備が必要となり、費用に反映されます。
証拠保全や出張の有無
現地での証拠保全(ハードディスクのイメージ取得など)や、調査員の派遣が必要な場合、別途の出張費・作業費が発生します。
見積もりを依頼する際の注意点
フォレンジック調査の見積を依頼する際は、以下の点に注意しましょう。
- 調査目的を明確に伝える(例:不正の有無/影響範囲/報告書の使用目的)
- 対象機器の種類・台数・状況(破損有無・使用中・初期化済みなど)
- 希望納期・報告形式(要望に応じて対応可否や費用が変わる)
調査会社によっては、初動相談〜概算見積もりまでは無料で対応しているところもあります。
フォレンジック調査を依頼すべきタイミング
次のようなケースでは、できるだけ早めに外部の専門会社へ相談することをおすすめします。
- 不正アクセス・内部不正・情報漏洩などが疑われる段階
- 関係者や取引先に説明責任が生じる可能性がある
- 法的対応や訴訟を見据えた調査が必要な場合
操作ミスや独自対応によって証拠が消失する恐れがあるため、「念のため」でも早めの相談が有効です。
フォレンジック調査を専門業者に依頼するメリット
自社で対応する場合、対応範囲や調査の正確性に限界があります。とくに、操作履歴やログの取得・解析、証拠性の維持などは専門的なノウハウが必要です。
専門会社に依頼することで、調査→報告書作成→再発防止策の提案まで一貫して対応でき、取引先や訴訟対応でも利用できる「証拠性の高い第三者報告書」が得られます。
私たちデジタルデータフォレンジックでは、累積39,451件以上のご相談実績をもとに、初期ヒアリング・調査設計・費用の目安まで無料でご案内しています。
詳しく調べる際はフォレンジック調査会社に相談を
サイバー攻撃、不正アクセス、マルウェア感染のような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。
特に、法的手続きが絡むケースや被害が広範囲に及ぶ場合は、専門家の力を借りることで被害の最小化と信頼性の高い証拠の収集が可能です。
>情報漏えい時の個人情報保護委員会への報告義務とは?詳しく解説
当社では、インシデント対応のプロが初動対応から、専門設備でのネットワークや端末の調査・解析、調査報告書の提出、ならびに報告会によって問題の解決を徹底サポートします。
フォレンジックサービスの流れや料金については下記からご確認ください。
【初めての方へ】フォレンジックサービスについて詳しくご紹介
【サービスの流れ】どこまで無料? 調査にかかる期間は? サービスの流れをご紹介
【料金について】調査にかかる費用やお支払方法について
【会社概要】当社へのアクセス情報や機器のお預かりについて
デジタルデータフォレンジックの強み
デジタルデータフォレンジックは、迅速な対応と確実な証拠収集で、お客様の安全と安心を支える専門業者です。デジタルデータフォレンジックの強みをご紹介します。
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(※1)集計期間:2016年9月1日~
(※2)集計機関:2017年8月1日~
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