インターネットの裏側に潜む「ダークウェブ」は、犯罪行為が横行する匿名性の高いネットワーク空間であり、個人情報やクレジットカード情報、ログイン認証情報などが違法に売買されている場所として知られています。「自分の情報がダークウェブに流出していないか?」という疑念を持つことは、今や情報社会に生きる私たちにとって自然なことです。
もしダークウェブへの情報漏洩が懸念される場合はすぐにフォレンジック調査会社に相談しましょう。
目次
ダークウェブチェックの方法
ダークウェブチェックとは、自分の個人情報が匿名ネットワーク内で不正に取引されていないかを確認するプロセスです。以下に、よく使われるチェック手段を紹介します。
Googleダークウェブレポートの活用
Googleアカウントをお持ちの方であれば、無料で「ダークウェブレポート」機能を利用できます。これは、あなたの個人情報がダークウェブに流出していないかを自動的にチェックし、検出された場合は通知してくれる非常に便利な機能です。
- スマートフォンのGoogleアプリを開き、「Googleアカウントを管理」をタップします。
- 「セキュリティ」タブに移動し、「ダークウェブレポート」を選択します。
- 自分のメールアドレスや氏名など、流出していないか確認したい情報を入力してチェックを開始します。
セキュリティ企業のチェックツール
ノートン、トレンドマイクロなどのセキュリティ企業は、メールアドレスを入力するだけで流出有無をチェックできる無料サービスを提供しています。操作は非常にシンプルで、専門知識は不要です。
- 各社のダークウェブスキャンページにアクセスします。
- メールアドレスを入力してスキャンを実行します。
- 即時に結果が表示され、漏えいの可能性がある場合には警告と対処案が提示されます。
海外の無料チェックサービスの利用
以下の海外ツールも高精度な検出が可能で、非常に人気があります。
- Have I Been Pwned?:メールアドレスで過去の漏洩情報を一括チェック可能。
- Mozilla Monitor:Firefox連携で通知も可能。
- Intelligence X:IPアドレス、URL、メール、電話番号なども検索可。有料版では詳細な漏洩内容の確認が可能。
情報が漏れた場合の対処法
情報が実際に漏えいしていた場合、次のような手順で即座に対応することが重要です。
- ログインIDとパスワードを全て変更(使い回しは絶対にNG)。
- 二段階認証を導入し、不正ログインを防止。
- クレジットカード情報が流出している場合はカード会社に連絡し、停止と再発行を依頼。
また、各種SNSやECサイトの設定も確認し、身に覚えのないログイン履歴がないか点検しましょう。
フォレンジック調査会社に相談する
個人・法人を問わず、ダークウェブでの情報流出チェックを定期的に行うのであれば、フォレンジック調査会社の活用も非常に有効です。専用のモニタリング環境とデータベースを持つ企業では、ダークウェブ上で不正に取引されている情報のリアルタイム検出が可能です。
- 定期的な監視契約を結ぶことで、メールアドレス・社用ドメイン・重要アカウントなどの情報漏洩を自動チェックできます。
- 漏洩が検出された場合には、該当するデータの出所や拡散状況、対象範囲をフォレンジック的に調査して報告されます。
- 調査結果は、社内のインシデント対応計画(CSIRT)や警察提出用資料としても活用可能です。
また、すでに情報漏洩が発生している、もしくは漏洩の兆候がある場合には、速やかにフォレンジック調査会社に正式な依頼を行いましょう。調査会社では、次のような高度な対応が可能です。
- 被害範囲の可視化:何件のアカウントが影響を受けたのか、どのようなデータが含まれていたか
- 証拠保全:今後の訴訟や捜査で活用できるよう、法的に有効な形での証拠収集
社内や個人でフォレンジック調査を完結させるのは、証拠の観点からリスクが高いため、トラブル発生時は必ず信頼できる外部専門家への相談を検討してください。
ダークウェブへの直接アクセスは危険
「自分で確認したい」と思ってダークウェブにアクセスしようとするのは非常に危険です。以下のようなリスクが伴います。
- 違法コンテンツへの誤アクセスによる法的リスク
- 不正なスクリプトやマルウェアの感染
- 詐欺サイトによる情報窃取
一般ユーザーは公式ツールやセキュリティ会社のサービスを利用することが安全です。

適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。特に、法的手続きが絡むケースや被害が広範囲に及ぶ場合は、専門家の力を借りることで被害の最小化と信頼性の高い証拠の収集が可能です。
当社では、インシデント対応のプロが初動対応から、専門設備でのネットワークや端末の調査・解析、調査報告書の提出、ならびに報告会によって問題の解決を徹底サポートします。
フォレンジックサービスの流れや料金については下記からご確認ください。
【初めての方へ】フォレンジックサービスについて詳しくご紹介
【サービスの流れ】どこまで無料? 調査にかかる期間は? サービスの流れをご紹介
【料金について】調査にかかる費用やお支払方法について
【会社概要】当社へのアクセス情報や機器のお預かりについて
デジタルデータフォレンジックの強み
デジタルデータフォレンジックは、迅速な対応と確実な証拠収集で、お客様の安全と安心を支える専門業者です。デジタルデータフォレンジックの強みをご紹介します。
累計相談件数39,451件以上のご相談実績
官公庁・上場企業・大手保険会社・法律事務所・監査法人等から個人様まで幅広い支持をいただいており、累積39,451件以上(※1)のご相談実績があります。また、警察・捜査機関から累計395件以上(※2)のご相談実績があり、多数の感謝状をいただいています。
(※1)集計期間:2016年9月1日~
(※2)集計機関:2017年8月1日~
国内最大規模の最新設備・技術
自社内に40名以上の専門エンジニアが在籍し、14年連続国内売上No.1のデータ復旧技術(※3)とフォレンジック技術でお客様の問題解決をサポートできます。多種多様な調査依頼にお応えするため、世界各国から最新鋭の調査・解析ツールや復旧設備を導入しています。
(※3)第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(2007年~2017年)
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まとめ
情報社会においては、デジタル上の個人情報が常に狙われているという前提で行動することが求められます。
ダークウェブチェックは、GoogleやHave I Been Pwnedのような無料ツールを活用すれば、誰でも簡単に行えます。しかし、企業や高リスク業務に関わる方は、フォレンジック調査会社と連携した高度な監視体制を整えることが理想的です。
そして、情報漏洩が疑われる段階でも、速やかに専門家に相談することで被害を最小限に抑えることができます。デジタル時代の自己防衛の第一歩として、ぜひ本記事を参考に「見えないリスク」への備えを強化してください。
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