サイバー攻撃

iPhoneで「変なリンク」を踏んでしまったら?正しい対処法を解説

デジタル遺品

スマートフォンの普及に伴い、SNSやメール、広告などを通じて日常的にリンクをタップする機会が増えました。しかしその中には、悪意あるサイトや詐欺ページへ誘導する「変なリンク」が紛れていることも。

特にiPhoneユーザーであっても、完全に安全とは言い切れません。本記事では、iPhoneで誤って不審なリンクを踏んでしまった場合の具体的な対処法と、今後の被害を防ぐためのセキュリティ対策を詳しく解説します。

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iPhoneで「変なリンク」を踏んだ時に考えられるリスク

iPhoneは一般的に安全性が高いとされていますが、ユーザーの操作次第では脅威に晒される可能性もあります。以下に代表的なリスクとその概要を整理しました。

フィッシング詐欺

もっとも多いのが、Apple IDやクレジットカード情報、LINEやInstagramなどのSNSアカウント情報を盗み出すフィッシングサイトです。偽のログイン画面やアンケートに見せかけたフォームに情報を入力してしまうと、第三者にデータが送信されてしまいます。

不正なプロファイルのインストール

一部のリンクでは、VPNや設定プロファイルを装い「構成プロファイル」のインストールを求められます。これを許可してしまうと、遠隔操作や通信の盗聴、広告の強制表示などのリスクに晒されます。

マルウェア感染(脱獄済み端末)

公式ストア外からのアプリインストールが可能な「脱獄」済みiPhoneは特に危険です。Safari経由でのリンクタップでも、マルウェアが仕込まれたアプリをインストールさせられる可能性があります。

ブラウザハイジャック

変なリンクを踏むことで、SafariやChromeなどのブラウザが不正に操作され、広告ポップアップが消えなくなる、勝手にページ遷移を繰り返すといった被害が報告されています。

個人情報漏洩

フォームに情報を入力したり、スマート認証機能で顔認証・指紋認証をしてしまうと、機密情報が不正に送信されている可能性があります。

偽のウイルス警告

「iPhoneがハッキングされています」「ウイルスに感染しました」といった偽の警告画面が表示されることがあります。これらはアプリインストールや個人情報入力を促す詐欺手口です。

iPhoneで変なリンクを踏んでしまった場合の具体的な対処法

リンクを踏んだ瞬間はパニックになるかもしれませんが、正しく対処すれば多くの場合は被害を未然に防げます。以下の手順に従って、iPhoneを安全な状態に戻しましょう。

サイト・アプリを即時に閉じる

まず最初に行うべきは、悪意のあるサイトやアプリを速やかに終了させることです。以下の手順でアプリを完全に閉じてください。

  1. ホーム画面で画面下から上にスワイプし、アプリスイッチャーを表示します。
  2. SafariやChromeなど、開いていたブラウザを上方向にスワイプして終了させます。
  3. マルチタスク画面から他の不審なアプリも同様に閉じてください。

インターネット接続を遮断する

不正な通信を防ぐため、iPhoneのWi-Fiとモバイルデータ通信を一時的にオフにします。

  1. 「設定」アプリを開きます。
  2. 「Wi-Fi」をタップしてスイッチをオフにします。
  3. 続いて「モバイル通信」も開いてスイッチをオフにします。

履歴とキャッシュを削除する

ブラウザの履歴やWebサイトデータが残っていると、再度不正な通信が行われる恐れがあります。Safariでの削除手順は以下の通りです。

  1. 「設定」アプリを開きます。
  2. 「Safari」をタップします。
  3. 「履歴とWebサイトデータを消去」を選択し、確認をタップして削除します。

不審なアプリ・プロファイルの確認

リンクを踏んだ後に、勝手にインストールされたアプリや構成プロファイルが存在する可能性があります。以下の手順で確認・削除を行ってください。

アプリの確認

  1. 「設定」アプリを開きます。
  2. 「一般」→「iPhoneストレージ」をタップします。
  3. 見覚えのないアプリがないか確認し、怪しいアプリはタップして「Appを削除」を選びます。

プロファイルの確認

  1. 「設定」→「一般」→「VPNとデバイス管理」を開きます。
  2. 構成プロファイルがインストールされている場合、一覧が表示されます。
  3. 不審なプロファイルを選択し、「プロファイルを削除」をタップします。

個人情報を入力してしまった場合の対処

万が一、フィッシングサイトにApple IDやパスワード、カード情報を入力してしまった場合は、即座に対応が必要です。

Apple IDのパスワード変更

  1. 「設定」アプリを開き、最上部の名前をタップ。
  2. 「パスワードとセキュリティ」→「パスワードを変更」を選びます。
  3. 画面の指示に従い、新しいパスワードを設定してください。

金融機関への連絡

クレジットカード情報を入力してしまった場合、すぐにカード会社に連絡し、利用停止措置や再発行の対応を依頼しましょう。

フォレンジック調査の検討

リンクを踏んだだけでは被害がなかったように見えても、実際にはバックグラウンドで通信や情報の漏洩が行われていた可能性もあります。特に以下のケースでは、フォレンジック調査の専門会社への相談を強く推奨します。

  • 会社支給のiPhoneで業務情報を扱っていた場合
  • 複数のSNSやクラウドサービスに同一パスワードを使っていた場合
  • リンククリック後に異常な挙動が続いている場合

社内や個人でフォレンジック調査を完結させるのは、証拠の観点からリスクが高いため、必ず専門の調査会社に依頼してください。

自力で対応できない場合はフォレンジック調査の専門業者に依頼する

自力で対応するのが難しい場合には、迷わずフォレンジック調査の専門業者に依頼しましょう。特に、法的手続きが絡むケースや被害が広範囲に及ぶ場合は、専門家の力を借りることで被害の最小化と信頼性の高い証拠の収集が可能です。

適切な業者を選び、迅速に対応することが、トラブルを最小限に抑える鍵となります。

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