サイバー攻撃

パソコン修理詐欺の実態と対処法

パソコン 修理詐欺

近年、パソコンの修理を装った詐欺が横行しています。特に、インターネットを利用している際に警告画面が表示され、ユーザーが指示に従って電話をかけてしまうことで、偽のサポートセンターから高額な請求を受ける事例が増加しています。本記事では、パソコン修理詐欺の実態や手口、被害を受けた場合の具体的な対処法、さらにはフォレンジック調査の重要性について詳しく解説します。

パソコン修理を騙る詐欺の手口とは

ユーザーがウェブサイトを閲覧している際に、「ウイルスに感染しています」や「セキュリティに問題があります」といった警告メッセージが表示されます。このメッセージには、偽のサポートセンターの電話番号が記載されており、ユーザーは指示に従って電話をかけてしまいます。

電話がつながると、偽のサポ―トセンターの担当者が「あなたのパソコンは危険な状態です」といった言葉を使い、迅速な対処が必要であると説得します。その後、リモートでパソコンにアクセスし、偽の警告画面を削除したり、不要なソフトウェアをインストールしたりして、ギフトカードなどで修理費用やサポート費用を請求します。

マイクロソフトを装ったサポート詐欺の手口と対処法について徹底解説マイクロソフトを装ったサポート詐欺の被害に遭い、パソコンにリモートソフトをインストールさせられた場合は、情報漏えいに注意が必要です。リモートソフトを削除した場合でも既に情報が漏えいしている可能性があるため、フォレンジック調査で端末を調査しましょう。24時間365日受付/法人様は最短30分で初動対応打合せ/即日現地駆けつけも可能。デジタルデータフォレンジック(DDF)は、官公庁・上場企業・捜査機関・法律事務所等で実績多数! 累積3.2万件以上のご相談実績をもとに、インシデント原因や被害状況などスピーディーに調査します。 ...

パソコン修理詐欺のリスク

パソコン修理詐欺には、単に金銭的な損失を被るだけでなく、他にもさまざまなリスクがあります。

1. 個人情報の漏洩

詐欺師がリモートアクセスを取得することで、ユーザーの個人情報やパスワード、クレジットカード情報などが盗まれる危険性があります。特に、ユーザーがログイン情報を入力するウェブサイトが偽のものであった場合、詐欺師に直接情報が渡ることになります。これにより、さらなる金銭的被害や個人情報の悪用が発生する可能性が高まります。

2. デバイスの損傷

偽の修理業者が実施する「修理」や「サポート」は、実際にはデバイスに害を与える行為であることが多いです。無駄なソフトウェアやウイルスをインストールされることで、パソコンが正常に動作しなくなることがあります。特に、業者が自ら作成した偽のエラーを利用して不必要な修理を行うと、さらなるトラブルを引き起こすことがあります。

パソコン修理詐欺の対処法

万が一、パソコン修理詐欺の被害に遭った場合、適切な対処が求められます。以下に具体的な手順を示します。

1. パソコンの接続を切断

もしリモートアクセスを許可してしまった場合、すぐにインターネット接続を切断してください。これにより、詐欺師がさらなる情報を盗むことを防ぎます。

2. マルウェアスキャンの実施

信頼できるアンチウイルスソフトウェアを使用して、パソコンをスキャンしましょう。以下の手順に従ってください:

  1. アンチウイルスソフトを起動します。
  2. フルスキャンオプションを選択し、スキャンを開始します。
  3. 検出された脅威を削除し、デバイスを保護します。

3. パスワードの変更

パソコンのセキュリティを強化するために、すべてのオンラインアカウントのパスワードを変更しましょう。特に、銀行口座や重要な個人情報が保存されているアカウントのパスワードは強力なものに設定し、二段階認証を有効にすることをおすすめします。

4. 警察への通報

詐欺の被害に遭った場合は、警察に通報することも重要です。警察に通報することで、詐欺師の摘発に繋がる可能性があります。また、詐欺被害に関する相談窓口がある場合は、そちらにも連絡することをおすすめします。

5. フォレンジック調査の実施

深刻な被害を受けた場合、フォレンジック調査を実施することが重要です。フォレンジック調査は、デバイス内の証拠を収集し、サイバー攻撃の手法や動機を分析するプロセスです。

具体的には、デバイスのログや使用履歴を確認し、攻撃の経路を特定します。このような調査は専門的な知識と技術を要するため、信頼できるフォレンジック調査会社に依頼することを推奨します。社内や個人で調査を行うことは、証拠の観点からリスクが高くなるため、専門家の手を借りることでより正確な情報を得ることができます。

詳しく調べる際はハッキング・乗っ取り調査の専門家に相談する

DDFハッキング、不正アクセス、乗っ取り、情報漏えいのような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。しかし、自力で調査を行うと、調査対象範囲が適切でなかったり、意図しない証拠データの消失が発生しやすく、不完全な結果になる恐れがあります。

このような事態を防ぎ、適切な調査によって原因究明を行うためにも、ハッキング調査の専門家に相談することが重要です。

ハッキング調査では、インシデント対応のプロが初動対応から、専門設備でのネットワークや端末の調査・解析、調査報告書の提出によって問題の解決を徹底サポートします。

デジタルデータフォレンジックでは、お電話またはメールでお問合せいただくと、状況のヒアリングと対応方法、お見積りを無料でご案内いたします。

法人様の場合、ご相談から最短30分で初動対応のWeb打合せも開催しております。官公庁・上場企業・捜査機関等まで幅広い調査対応経験を持つ専門の担当者が対応させていただきます。

まずは、お気軽にご相談ください。

調査の料金・目安について

まずは無料の概算見積もりを。専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。
機器を来社お持込み、またはご発送頂ければ、無料で正確な見積りのご提出が可能です。
まずはお気軽にお電話下さい。

まとめ

パソコン修理詐欺は、ユーザーに深刻な金銭的および心理的な影響を与える脅威です。警告画面が表示された際には、冷静に対処し、信頼できるサポートを求めることが重要です。また、フォレンジック調査を通じて、より正確な情報を得ることができ、今後のリスクを軽減するための大切な手段となります。サイバーセキュリティに対する意識を高め、安心してインターネットを利用できる環境を整えましょう。

よくある質問

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対応内容・期間などにより変動いたします。
詳細なお見積もりについてはお気軽にお問い合わせください。
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。

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可能です。当社は特定の休業日はございません。緊急度の高い場合も迅速に対応できるように、365日年中無休で対応いたしますので、土日祝日でもご相談下さい。

匿名相談は可能でしょうか?

もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。

 

 

この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

デジタルデータフォレンジック
エンジニア

累計ご相談件数32,377件以上のフォレンジックサービス「デジタルデータフォレンジック」にて、サイバー攻撃や社内不正行為などインシデント調査・解析作業を行う専門チーム。その技術力は各方面でも高く評価されており、在京キー局による取材実績や、警察表彰実績も多数。

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