「メールアカウントにログインできなくなった」などの不具合が発生していませんか?この場合、アカウントがハッキングされた可能性があり、メールに保存しているデータや個人情報が流出するリスクがあります。
考えられる被害は情報の漏えいだけでなく、アカウントを悪用して勝手にメールを送信され、第三者にまで危害が及ぶ可能性があります。そのため、直ちに対処をする必要があります。
被害が深刻化している場合でも、専門の調査会社に依頼することで、ハッキング経路や漏えいしたデータの特定を行うことができます。メールアカウントがハッキングされている場合、この記事で紹介する対処法を行い、同時に事前対策も行うようにしましょう。
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目次
メールがハッキングされた可能性のあるサイン
以下の症状が発生している場合、メールアカウントがハッキングされた可能性があります。下記の兆候が発生している場合、早期に対処することで被害を軽減することができます。
ただし、専門的なノウハウを持たない中で、個人や自社のみで調査を行うと、実態を正確に調査できない可能性があります。また取引先や行政等へ報告が必要な場合、 自社調査のみだと信憑性が疑われ、さらなる信用の失墜につながりかねません。
デバイスにどのような脅威が潜んでいるかを明らかにする場合、専門の調査会社に調べてもらうことが重要です。
メールアカウントにログインできなくなる
メールアカウントにログインできなくなった場合、ハッキングされている可能性があります。
自分のパスワードを正確に入力しているにも関わらず、アカウントへアクセスできない場合、攻撃者がアカウントに不正アクセスし、パスワードを変更した可能性があります。
異常に通信量が増加している
通信量の異常な増加は、ハッキングの明確な兆候になります。攻撃者がアカウントを利用して、大量のスパムメールを送信したり、大量のデータを不正受信している危険性があります。
アカウントにログインできないなど、不具合が起きている場合は併せて確認するようにしましょう。
不審なSMS通知がある
ネットのサービスやアプリのログインの際に、SMSで二段階認証を使用する方法が増えていますが、身に覚えのないログイン試行の通知が来た場合、誰かがあなたのパスワードを入手し、ログインしようと試みている可能性があります。
また、不審なSMS通知が来る場合、悪質なウェブサイトから電話番号が漏れた可能性があります。不自然な日本語や、企業を装って急を要する内容には注意しましょう。例としては以下のようなものです。
- 金融機関の暗証番号の更新を促す
- 通販サイトを装い偽サイトへ誘導する
- クレジットカードや通信料の支払いを催促する
電話番号を検索することで、正規の企業か見分けることができます。不審なSMS通知が来た場合は確認するようにしましょう。
身に覚えのないログイン履歴がある
ログインした覚えのない地域や時間帯からアカウントへのアクセス履歴があった場合、メールアカウントがハッキングされている可能性があります。
ほとんどのメールサービスでは、ログイン履歴や最近のアクティビティを確認できます。日本にいるにも関わらず、ログイン履歴にアメリカやヨーロッパからのアクセスが記録されている場合、直ちにパスワードを変更しましょう。
送ったはずのないメールが送信されている
自分のメールアカウントから、送ったはずのないメールが送信されている場合、アカウントがハッキングされている可能性が高いです。
攻撃者によって勝手に送信されたメールには、不審なリンクやファイルが含まれていることが多く、第三者がクリックしてしまった場合、ハッキング被害が拡大する恐れがあります。
このような状況が発生した場合は、送信済みメールから状況を把握し、利用しているメールサービスのサポートに連絡する必要があります。
メールがハッキングされる原因
メールがハッキングされる理由としては、以下のことが挙げられます。
ハッキングされる原因から具体的な対処法は、以下の記事でも詳しく解説しています。
不審なメールに添付されているURLやファイルをクリックした
メールアカウントがハッキングされる主な原因の一つは、フィッシング詐欺です。
フィッシングメールは、実在する有名企業の名称を用いたり、公式のロゴを利用して信頼できる企業を装ってメールを送信します。悪意のあるウェブサイトのリンクを添付し、受信者に本物と誤認させ、巧妙な手口でリンクにアクセスさせます。
悪意のあるウェブサイトでログイン情報を入力すると、ハッカーはその情報を盗み出し、あなたのアカウントにアクセスすることができます。
このため、知らない送信者からのメールや怪しいリンク、添付ファイルがある場合は、絶対に開かないことが重要です。
不正ログインがされた
メールアカウントがハッキングされる別の原因は、パスワードの使い回しや簡単なパスワードに設定している、しばらく変更していないことが挙げられます。
例えば、生年月日や「123456」のような単純なパスワードを使用していると、ハッキングのリスクが高まります。また、他のサイトでパスワードを使い回していると、一か所で漏えいした場合、他のアカウントにまで影響ができる可能性があります。
したがって、大文字小文字や数字を含んだ強力なパスワードを使用し、定期的に更新することが推奨されます。
サイバー攻撃を受けた
メールアカウントへのハッキングは、ウイルスやマルウェアの感染など、サイバー攻撃が原因で発生することがあります。
サイバー攻撃を受けると、メールアカウントだけでなく、端末に入っている情報を盗まれる、もしくは全てのデータが暗号化され、閲覧できなくなる可能性があります。
このような攻撃から身を守るためには、セキュリティソフトウェアをインストールしておくことが重要です。また、攻撃によってデータが漏えいした場合は、自己対処にとどまらず、専門家に相談し、感染経路と被害データを特定して適切な対処を講じるようにしましょう。
個人情報漏えい・流出時はフォレンジック調査が有効
フォレンジック調査とは、デジタルデバイスやシステム内のデータを分析し、セキュリティ侵害の原因や範囲を専門的に調査する方法です。
フォレンジック調査会社では、アカウントがハッキングされた原因と被害データの特定、漏えい範囲について調べることができます。これによって適切な対処ができるだけでなく、より強固なセキュリティ対策を講じることが可能です。
また、調査過程で収集されたデータは、法的証拠としても使用できます。個人のみでの調査は客観性が担保されず、不十分な証拠として扱われる可能性がありますが、調査会社では、裁判でも使用できる証拠書類を作成することができます。
フォレンジック調査は、ハッキングの被害を最小限に抑え、将来のリスクを軽減することができます。専門的な知識と技術を持つプロフェッショナルに依頼することで、的確かつ迅速な対応を講じることが可能です。
私たちデジタルデータフォレンジック(DDF)には、官公庁、上場企業、捜査機関等を含む幅広いインシデントに対応経験がある専門エンジニアが多数在籍しており、これまで無数のインシデント被害を調査してきました。まずはお気軽にご相談ください。24時間365日体制で相談や見積もりを無料で受け付けております。
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メールがハッキングされた場合のリスク
メールアカウントがハッキングされた場合、被害は個人情報の漏えいだけでなく、金銭的損失や信頼の損失にまで及ぶ可能性があります。
ここでは、メールがハッキングされた場合のリスクについて具体的に解説します。
金銭を要求される
メールがハッキングされた場合、全てのデータが暗号化され、復号するための金銭を要求してくるケースがあります。
また、メールから盗み出した個人情報を悪用して、身代金を要求されることもあります。
金銭を要求された場合、支払ってもデータが完全に戻ってくる保証はありません。決して支払わないようにし、調査会社など信頼できる場所に相談するようにしましょう。
第三者にメールを送信され、被害が拡大する
メールアカウントがハッキングされた場合、連絡先の人に勝手にメールを送信され、被害が拡大する恐れがあります。
勝手に送信されるメールによっては、マルウェアが仕込まれたリンクを添付することがあります。第三者がリンクにアクセスした場合、マルウェアに感染し、全てのデータが抜き取られる恐れがあります。
また、攻撃者がアカウントを悪用し、連絡先の人に「緊急の支援が必要」という内容で、受信者に金銭を送るように促す内容が送信され、信頼を損なう可能性があります。
これらのリスクを軽減するには、二段階認証を有効にし、怪しいメールやリンクには反応しないことが基本です。万が一、ハッキングされた場合は、被害が拡大する前に調査会社に相談し、適切な対処を行いましょう。
メールがハッキングされた疑いがある場合は調査会社に相談する
ハッキング、不正アクセス、乗っ取り、情報漏えいのような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。しかし、自力で調査を行うと、調査対象範囲が適切でなかったり、意図しない証拠データの消失が発生しやすく、不完全な結果になる恐れがあります。
このような事態を防ぎ、適切な調査によって原因究明を行うためにも、フォレンジック調査の専門家に相談することが重要です。
フォレンジック調査では、インシデント対応のプロが初動対応から、専門設備でのネットワークや端末の調査・解析、調査報告書の提出によって問題の解決を徹底サポートします。
デジタルデータフォレンジックでは、お電話またはメールでお問合せいただくと、状況のヒアリングと対応方法、お見積りを無料でご案内いたします。法人様の場合、ご相談から最短30分で初動対応のWeb打合せも開催しておりますので、お気軽にご相談ください。
官公庁・上場企業・捜査機関等まで幅広い調査対応経験を持つ専門の担当者が対応させていただきます。
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フォレンジックサービスの流れや料金については下記からご確認ください。
【初めての方へ】フォレンジックサービスについて詳しくご紹介
【サービスの流れ】どこまで無料? 調査にかかる期間は? サービスの流れをご紹介
【料金について】調査にかかる費用やお支払方法について
【会社概要】当社へのアクセス情報や機器のお預かりについて
多くのお客様にご利用いただいております
個人でできるメールのハッキング防止策
個人でできるメールアカウントハッキングの防止策は以下の通りです。日ごろから対策しておくことで、リスクを回避することができます。
パスワードを定期的に変更する
パスワードを強固な物に設定し、定期的に変更することで、ハッキングされるリスクを大幅に下げることができます。
理想的なパスワードは、10文字以上であり、大文字と小文字、数字、特殊文字を組み合わせたものです。
パスワードを定期的に変更することで、古いパスワードが漏洩しても、攻撃者がアカウントにアクセスする危険性を低減できます。同じパスワードを複数のサイトやサービスで使用するのは避け、各アカウントごとにパスワードを設定しましょう。
セキュリティシステムを導入する
セキュリティソフトの導入は、メールアカウントを守る上で欠かせない対策の一つです。これらのシステムはマルウェアやウイルスなど、サイバー攻撃から保護することができます。
不正アクセスを検知し、駆除する機能もあります。信頼性の高いソフトウェアを選び、常に最新の状態に保つようにしましょう。
二要素認証を使用する
二段階認証は、セキュリティの強化に効果的な方法です。パスワードだけでなく、SMSで送られる一時的なコードを利用して、本人かどうか確認するシステムです。
たとえハッカーがパスワードを盗んだとしても、二要素認証があれば、不正アクセスを行うことが困難になります。また、不正ログインが実行されている場合の通知の役割にもなります。
これらの防止策を実践することで、メールアカウントのセキュリティを向上させることができます。
フォレンジック調査会社への相談方法
インシデントが発生した際、フォレンジック調査を行うか決定していない段階でも、今後のプロセス整理のために、まずは実績のある専門会社へ相談することを推奨しています。
取引先や行政に報告する際、自社での調査だけでは、正確な情報は得られません。むしろ意図的にデータ改ざん・削除されている場合は、情報の信頼性が問われることもあります。
インシデント時は、第三者機関に調査を依頼し、情報収集を行うことを検討しましょう。
DDF(デジタルデータフォレンジック)では、フォレンジックの技術を駆使して、法人/個人を問わず、お客様の問題解決をいたします。
当社では作業内容のご提案とお見積りのご提示まで無料でご案内しております。
解析した結果は、調査報告書としてレポートを作成しています。作成した報告書には、調査で行った手順やインシデントの全容などが詳細に記載され、法執行機関にも提出可能です。
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調査の料金・目安について
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。
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