iPhoneのパスコードを忘れてしまうと、写真や連絡先、業務データなどの大切な情報にアクセスできず困ってしまうことがあります。特に、何度も入力を間違えるとロックがかかり、状況によっては初期化が必要になる場合もあります。
不用意な操作を続けると、データが消失する恐れがあります。解除方法は状況によって異なるため、まずは現在の状態を確認し、適切な手順で対応することが重要です。
本記事では「パスコードを忘れた」「ロックされてしまった」「iPhoneを消去が表示される」など、iPhoneのロック解除ができない状況別に、対処法を手順ごとにわかりやすく解説します。
目次
iPhoneパスコード解除に関する代表的な状況とチェックポイント
まずは、どのような状態になっているかを整理し、自分のiPhoneがどの方法で解除できそうかを見極めることが大切です。以下のようなケースがよく見られます。
- パスコードを忘れてしまった(直近変更を含む)
- 何度も間違えてロックされてしまった
- Face ID/Touch IDで解除はできるが、パスコードが不明
- 「iPhoneを消去」の表示が出ている
- Apple IDの情報がわからない/不安がある
Appleサポートでも対応できないケースとは?
まずは上記の方法で解決できるか確認してください。そのうえで、次のようなケースはAppleの対応範囲外となる場合があり、解除の可否を含めて専門的な調査が必要になることがあります。
- 前所有者のApple IDが不明な中古端末(アクティベーションロック)
- 法人端末でMDMや管理者情報が不明
- パスコード失敗ログなど内部解析が必要な場合
- Apple IDの連携履歴やヒント情報の調査が必要な場合
このような場合は、Appleではなく第三者のフォレンジック調査(専門的解析)が必要となります。
iPhoneのパスコードを解除する方法
iPhoneのパスコードを解除するには、状況に応じた複数の方法があります。ここでは主に以下の4つの方法について、手順と注意点をわかりやすく整理します。
Face ID/Touch IDで解除できる場合に確認すること
Face IDやTouch IDが使える状態であれば、一時的にロック解除できることがあります。ただし、再起動後・一定時間操作がない場合・設定変更時などは、必ずパスコードの入力が必要になります。
ロック解除できた場合は、次の点を確認しておくと安心です。
- 直近でパスコードを変更していないか(以前の番号の可能性)
- バックアップが取れているか(初期化が必要になったときに備える)
- 「データを消去」がオンになっていないか(10回失敗で自動初期化)
iPhone本体で消去(iOS 15.2以降)
iOS 15.2以降では、複数回パスコードを間違えると、「iPhoneを消去」という選択肢がロック画面に表示されることがあります。Apple IDのパスワードを使って、本体のみで初期化が可能です。
- パスコードを複数回間違えて、「iPhoneが使用できません」が表示されるまで待つ
- 画面右下の「iPhoneを消去」→「iPhoneのリセットを開始」をタップする
- Apple IDのパスワードを入力して消去を実行する
- 初期化後、「こんにちは」画面が表示されたらバックアップから復元を選択する
パソコンとiTunes/Finderで初期化
パソコンを使ってiTunes(Windows/古いmacOS)またはFinder(macOS Catalina以降)から初期化する方法です。リカバリーモードを使用してロック解除を行います。
- iPhoneとパソコンをケーブルで接続する
- 機種に応じた操作でリカバリーモードにする(Apple公式ガイドを参照)
- パソコンに「リカバリーモードのiPhoneが検出されました」と表示されたら「復元」を選択
- ソフトウェアのダウンロードと初期化が実行される
- 完了後、「こんにちは」画面からバックアップ復元を行う
iCloud経由で遠隔消去
「iPhoneを探す」機能が有効であれば、別の端末やパソコンからiCloudにアクセスして、遠隔で初期化することが可能です。Apple IDとパスワードが必要になります。
- ブラウザで「iCloud.com」にアクセスしてApple IDでログインする
- 「iPhoneを探す」から対象のiPhoneを選択する
- 「iPhoneを消去」を選んで初期化を実行する
- 端末がインターネットに接続され次第、リモート消去が実行される
- その後、「こんにちは」画面から復元を進める
パスコードを忘れたときの注意点と予防策
iPhoneのパスコードを忘れた場合、誤った操作を続けるとデータ消失につながる可能性があります。ここでは、トラブルを悪化させないための注意点と、今後同じ事態を防ぐための設定を紹介します。
自動初期化を防ぐ設定を確認する
iPhoneには、パスコードを10回以上間違えると自動的に初期化される設定があります。意図しないデータ消失を防ぐため、事前にオフにしておくことが重要です。
- 「設定」→「Face IDとパスコード」を開く
- パスコードを入力する
- 画面下部の「データを消去」をオフにする
生体認証を併用して使う
Face IDやTouch IDを有効にしておくことで、日常的なロック解除を生体認証で行えます。パスコード入力の頻度を減らすことで、忘却や入力ミスのリスクを下げられます。
- 「設定」→「Face ID(またはTouch ID)とパスコード」
- 「iPhoneのロックを解除」をオンにする
- 必要に応じて顔や指紋を再登録する
定期的にバックアップを取る
パスコード解除では初期化が必要になるケースが多いため、バックアップの有無がデータ復元の可否を左右します。iCloudやパソコンへの定期的なバックアップを習慣化しましょう。
- 「設定」→「Apple ID」→「iCloud」→「iCloudバックアップ」
- 「iCloudバックアップ」をオンにする
- 「今すぐバックアップを作成」を実行する
自力での対応が困難な場合はパスワード解除業者に相談する
パスワードの解除がどうしてもできない場合、誤った操作を重ねる前に、データ復旧や調査が可能な専門業者への相談をおすすめします。
パスワード解除には高度な知識と専門技術が求められるため、自己判断で操作を繰り返すと端末がロックされたり、初期化モードに移行してしまうおそれがあり、重要なデータを失うリスクが高まります。専門業者では、豊富な経験と高度な技術力を活かして、安全かつ迅速にパスワードを解除することが可能です。
当社「デジタルデータフォレンジック(DDF)」では、国内でもトップクラスのデータ復旧・フォレンジック技術を活用し、スマホやパソコンのロック解除、データ復旧・抽出を行っています。
パスワードを解除できず困っている場合、無理に操作を続けるよりも、まずは専門業者にご相談いただくことが安全かつ確実な対応につながります。
必要に応じて、端末内のデータ解析や調査報告書の作成も対応可能です。調査報告書には、実施した手順や取得できたデータの内容、インシデントの概要などを詳しく記載しており、警察や弁護士など法執行機関への提出にも対応しています。
デジタル遺品のパスワード解除にも対応可能
デジタル遺品とは、故人が生前に使用していたスマートフォンやパソコン、タブレット、外付けHDD、クラウドサービスなどのデジタル機器に保存されているデータを指します。
中には、写真・動画、連絡先、日記、取引履歴、契約情報など、思い出や重要な情報が多く含まれており、相続手続きや財産の整理において確認が必要になるケースもあります。
しかし、こうしたデジタル機器にはパスワードやロックがかかっていることが多く、遺族の方が中身を確認しようとしても簡単にアクセスできないことがあります。
当社では、専門の技術を使って、パスワードが分からない状態でも安全にロックを解除し、中のデータを取り出すサポートを行っています。操作ミスでデータを消してしまう心配もなく、必要な情報をできるだけそのままの形で残すことが可能です。
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