2024年10月、日本国内で中学生2名が海外のサイバー攻撃代行サービス「IPストレッサー」を利用し、DDoS攻撃を行った事例が警察庁によって発表されました。
この事件は、サイバー犯罪が低年齢化しつつある現状を浮き彫りにしています。未成年者が技術的知識を持たずとも攻撃を行える環境が整っていることは、社会にとって深刻な課題です。
事件の詳細と背景
警察庁によると、DDoS攻撃に関与した少年たちは、YouTubeやオンラインゲームなどを通じて手口を知り、無料で利用可能な攻撃代行サービスを悪用して、複数の組織に対してDDoS攻撃を実行していました。
摘発された少年2人の事例
以下は、警察が摘発した中学生2人に関する概要です。
- いずれも当時中学生で、「IPストレッサー」と呼ばれる海外のDDoS攻撃代行サイトを無料トライアルで利用。
- 攻撃対象は、複数の企業サイトや政府機関などであり、社会的影響の大きなサイバー攻撃となった。
- 一人はYouTubeでDDoS攻撃を知り、もう一人はオンラインゲーム内の情報をきっかけに興味を持ったと供述。
合わせて逮捕された20代男性の事例
加えて、以下のような事件も明らかになっています。
- 2024年8月以降、都内の大手出版社のウェブサイトに対してDDoS攻撃を行った疑いで逮捕。
これらの摘発は、ユーロポール主導の国際共同捜査の一環であり、日本を含む15か国の連携によって、海外のDDoS攻撃代行サービス27件の機能停止と、300人以上の利用者の特定に成功した結果の一部です。
警察庁は、DDoS攻撃に関心を持つ層への注意喚起として、2024年12月11日からGoogle広告を活用した取り組みを開始。関連キーワードで検索したユーザーに対し「DDoS攻撃は犯罪です」と表示されるよう設定しました。
警察庁は「DDoS攻撃は社会に重大な影響を与える犯罪であり、軽い気持ちで加担しないよう注意してほしい」とコメントしています。
出典:TBS NEWS DIG
「IPストレッサー」とDDoS攻撃の危険性
「IPストレッサー」は、特定のウェブサイトに対し大量のリクエストを送りつけることで、その運用を妨害するDDoS攻撃を代行するサービスです。このようなツールは比較的安価かつ簡単に利用可能であり、未経験者でも容易に攻撃を実行できる点が問題視されています。
DoS攻撃の基本的な仕組み
DoS攻撃は以下の流れで行われます。
リソース消耗
- 攻撃者は、大量のリクエストやデータを標的システムに送信します。
- サーバーやネットワーク機器のCPU、メモリ、帯域幅といったリソースを圧迫し、正常な処理を妨げます。
サービス停止
- システムが過負荷状態となり、リクエストの処理能力を超えると、サービスが停止または極端に遅延します。
- この結果、正規のユーザーがサービスを利用できなくなります。
未成年者による攻撃であっても、このような手法が業務や社会に与える影響は甚大であり、法的責任が問われることもあります。
サイバーセキュリティによる専門家の見解と呼びかけ
DDoS攻撃は、単なる悪戯では済まされない重大な犯罪行為です。特に未成年者がこのような行為に関与する背景には、サイバーセキュリティ教育の不足やインターネット上の誤った情報が影響している可能性があります。教育機関や保護者、さらには企業や政府機関が一体となり、未然防止に努めることが重要です。
サイバー攻撃を受けた場合はフォレンジック調査が有効
フォレンジック調査とは、サイバー攻撃、情報漏えい、データ改ざんなどのセキュリティ関連インシデントが発生した際に、その原因を特定し、被害の範囲や影響を明らかにするための詳細な調査手法です。
もともとフォレンジック調査は、犯罪や事件が起きた時、その現場から犯行の手掛かりとなる「鑑識」を指していました。特にデジタルデータからの証拠収集・分析は「デジタル鑑識」あるいは「デジタル・フォレンジック」とも呼ばれます。
インシデントが起きた場合、特定の機関に報告義務が発生する場合があります。自社だけの調査では、調査報告をしても認められない場合があり、第三者機関で調査を行うのが一般的です。
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