サイバー攻撃

パソコンがウイルス感染した時の調査方法

ウイルス感染 対処法
  • 「最近、パソコンの動作が遅くなった」
  • 「勝手にアプリが開く」
  • 「知らないメールが送信されている」

これらの症状が発生している場合、ウイルス感染の可能性があります。ウイルス感染のリスクを放置すると、次のような被害が発生する可能性があります。

  • 個人情報や機密情報の流出(パスワード、クレジット情報、会社の機密データなど)
  • マルウェアによる不正アクセス(遠隔操作される危険性)
  • パソコンの動作が極端に遅くなる
  • データの破損や削除
  • フィッシングサイトへの誘導

ウイルスに感染している可能性がある場合、速やかにフォレンジック調査を行い、適切な対応を行うことが重要です。この記事では、ウイルス感染の兆候を確認する方法から、具体的な調査方法、効果的な対策まで詳細に解説します。

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パソコンがウイルス感染しているか調査する方法

ウイルス感染を疑った場合、次の方法で調査を行いましょう。順番にチェックすることで、感染の有無を特定できます。

ウイルス感染の兆候を確認する

まず、パソコンにウイルス感染の兆候が出ているかを確認しましょう。以下の症状がある場合、感染の可能性が高いです。

  • パソコンの動作が極端に遅くなる(特に何もしていないのにCPUやメモリ使用率が高い)
  • 突然の再起動やシャットダウンが発生する
  • ポップアップ広告が頻繁に表示される(特に知らないソフトウェアを促す広告)
  • 身に覚えのないアプリやファイルが作成されている
  • 知らない相手にメールが勝手に送信される
  • ブラウザのホームページが勝手に変更されている
  • ハードディスクの空き容量が急激に減少する
  • パソコンのファンが常に高速回転している

これらの症状が見られたら、ウイルス感染の可能性高いです。次の調査方法を実施してください。

セキュリティソフトでスキャンする

ウイルスの感染有無を最も簡単に調べる方法は、キュリティソフトでスキャンすることです。以下の手順でスキャンを実行してください。

Windows Defenderを使用する

Windows Defenderを使用する方法を解説します。

  1. 「スタートメニュー」を開き、「Windows セキュリティ」と検索して開く。
  2. 「ウイルスと脅威の防止」をクリック。
  3. 「クイックスキャン」または「フルスキャン」を実行。
  4. スキャン結果に基づいて、検出された脅威を削除。

市販のセキュリティソフトを使用する

以下のようなセキュリティソフトを使用すると、より高度なスキャンが可能です。

  • Norton 360
  • Kaspersky
  • McAfee
  • Bitdefender
  • ESET Internet Security

タスクマネージャーで不審なプロセスを確認する

ウイルスはバックグラウンドで動作し、PCのリソースを消費することが多いため、タスクマネージャーを利用して確認できます。

  1. 「Ctrl + Shift + Esc」キーを押してタスクマネージャーを開く。
  2. 「プロセス」タブを選択し、不審なプロセスがないか確認。
  3. 疑わしいプロセスがあれば右クリックし、「タスクの終了」を選択。

見覚えのないプロセスがあれば、Google検索で詳細を確認しましょう。

Windows DefenderやMacのアクティビティモニタを活用する

Windows DefenderやMacのアクティビティモニタを活用すると、不審なプロセスを特定しやすくなります。

Windows Defenderを利用する方法

  1. 「スタートメニュー」を開き、「Windows セキュリティ」と検索して開く。
  2. 「ウイルスと脅威の防止」をクリック。
  3. 「クイックスキャン」または「フルスキャン」を実行。
  4. スキャン結果に基づいて、検出された脅威を削除。

Macのアクティビティモニタを利用する方法

  1. Finderを開き、「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「アクティビティモニタ」を選択。
  2. CPU使用率が異常に高いプロセスを特定する。
  3. 不審なプロセスがあれば、選択して「終了」をクリック。

ブラウザのウイルスチェック機能を利用する

Google Chromeなどのブラウザにはウイルスチェック機能が搭載されています。

Google Chromeのクリーンアップ機能を使用する

  1. Chromeを開く。
  2. 「設定」→「詳細設定」→「コンピュータをクリーンアップ」を選択。
  3. 「検索」をクリックし、ウイルスの有無をチェック。

オンラインウイルススキャナーを活用する

オンラインウイルススキャナーを使用すると、パソコン内の特定のファイルをスキャンできます。

VirusTotalを使用する方法

  1. VirusTotalのウェブサイト(https://www.virustotal.com/)にアクセス。
  2. 調査したいファイルをアップロード。
  3. 複数のアンチウイルスエンジンを使ってスキャンし、結果を確認。

システムイベントログを確認する

Windowsの「イベントビューアー」を使用すると、不審なログを確認できます。

Windowsのイベントログを確認する方法

  1. 「スタートメニュー」→「イベントビューアー」を検索。
  2. 「Windowsログ」→「セキュリティ」を開く。
  3. 不審なログをチェック。

ネットワークの通信状況を監視する

ウイルスは外部サーバーと通信することがあるため、ネットワークの監視も重要です。

Wiresharkを使用する

  1. Wiresharkをダウンロード・インストール。
  2. ネットワークインターフェースを選択し、「Start」をクリック。
  3. 通信パケットを監視し、不審なデータ送信がないか確認する。

フォレンジック調査を依頼する

ウイルス感染によって情報漏えいやハッキングの可能性がある場合、フォレンジック調査を依頼することを推奨します。

ウイルスの侵入経路や情報漏えいを調査するフォレンジック調査とは

フォレンジック調査とは、犯罪や事件が起きた時、その現場から犯行の手掛かりとなる痕跡を捜して犯罪の事実を法的に証明する「鑑識」そのものを指します。

特に、デジタルデータからウイルス感染などのインシデントの証拠を収集・分析する手法は「デジタル・フォレンジック」と呼ばれ、デジタル機器や、ネットワークの解析を通して、サイバー攻撃や、情報漏えいの証拠を収集し、被害の原因や状況を明らかにします。

ただし、フォレンジック調査は一般的な技術ではありません。専門知識や技術が必要です。特に法的利用する場合は、第三者による客観的な調査が必要になります。個人や社内でフォレンジック調査を行っても裁判などで証拠とならない場合があるため、フォレンジック専門家のアドバイスを得ることが重要となります

もし次のような疑問がある場合、専門家まで対応を依頼されることをおすすめします。

  • 「ウイルス感染によって個人情報が、どの範囲まで流出したのか?」
  • 「漏えい情報が他の企業や組織にも影響を及ぼすのではないか?」
  • 「ウイルス感染の影響がどれくらい長期間にわたるのか?」
  • 「ウイルス感染に対して今後どのような対策を取るべきか知りたい」
  • ウイルス感染を再発防止するためにシステムの感染経路や脆弱を知りたい

自力で対応できない場合はフォレンジック調査の専門業者に依頼する

自力で対応するのが難しい場合には、迷わずフォレンジック調査の専門業者に依頼しましょう。特に、法的手続きが絡むケースや被害が広範囲に及ぶ場合は、専門家の力を借りることで被害の最小化と信頼性の高い証拠の収集が可能です。

適切な業者を選び、迅速に対応することが、トラブルを最小限に抑える鍵となります。

デジタルデータフォレンジックの強み

デジタルデータフォレンジックは、迅速な対応と確実な証拠収集で、お客様の安全と安心を支える専門業者です。デジタルデータフォレンジックの強みをご紹介します。

累計相談件数39,451件以上のご相談実績

官公庁・上場企業・大手保険会社・法律事務所・監査法人等から個人様まで幅広い支持をいただいており、累積39,451件以上(※1)のご相談実績があります。また、警察・捜査機関から累計395件以上(※2)のご相談実績があり、多数の感謝状をいただいています。
(※1)集計期間:2016年9月1日~
(※2)集計機関:2017年8月1日~

国内最大規模の最新設備・技術

自社内に40名以上の専門エンジニアが在籍し、14年連続国内売上No.1のデータ復旧技術(※3)とフォレンジック技術でお客様の問題解決をサポートできます。多種多様な調査依頼にお応えするため、世界各国から最新鋭の調査・解析ツールや復旧設備を導入しています。
(※3)第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(2007年~2017年)

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緊急性の高いインシデントにもいち早く対応できるよう24時間365日受付しております。

ご相談から最短30分で初動対応のWeb打合せを開催・即日現地駆けつけの対応も可能です。(法人様限定)自社内に調査ラボを持つからこそ提供できる迅速な対応を多数のお客様にご評価いただいています。

デジタルデータフォレンジックでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。今すぐ専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。

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よくある質問

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対応内容・期間などにより変動いたします。
詳細なお見積もりについてはお気軽にお問い合わせください。
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。

土日祝も対応してもらえますか?

可能です。当社は特定の休業日はございません。緊急度の高い場合も迅速に対応できるように、365日年中無休で対応いたしますので、土日祝日でもご相談下さい。

匿名相談は可能でしょうか?

もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。

この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

デジタルデータフォレンジック
エンジニア

累計ご相談件数39,451件以上のフォレンジックサービス「デジタルデータフォレンジック」にて、サイバー攻撃や社内不正行為などインシデント調査・解析作業を行う専門チーム。その技術力は各方面でも高く評価されており、在京キー局による取材実績や、警察表彰実績も多数。

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