サイバー攻撃

【確認方法7選】iPhoneハッキングの見分け方と安全対策を専門家が解説

iPhoneウイルス感染

日常的に利用しているiPhoneが、第三者の手によってハッキングされていた場合、生活や仕事に深刻な影響を及ぼす危険があります。スマートフォンには、位置情報や通話履歴、写真、メッセージ、決済情報など、極めて重要な個人データが数多く保存されています。

本記事では、iPhoneがハッキングされているかどうかを自力で確認する具体的な方法について解説します。

ただし、近年のハッキングやスパイウェアは巧妙化しており、一般的な確認だけでは見抜けない場合もあります。紹介するチェック項目に当てはまる点がある、または判断に迷う状況がある場合は、早めにフォレンジック調査会社への相談をおすすめします。

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iPhoneがハッキングされているか確認する7つの方法

日常的に利用しているiPhoneが動作に違和感を覚えたとき、単なる不具合なのか、それともハッキングなのかを切り分けることが重要です。

以下には誰でも簡単に確認できる7つのチェック方法を紹介します。

不審な挙動や異常な症状を確認

iPhoneがハッキングされている場合、端末の動作に異常が出ることがあります。以下の症状が複数見られるときは注意が必要です。

  1. バッテリーの消耗が異常に早くなる。
  2. 端末が触っていないのに発熱する。
  3. アプリが頻繁にクラッシュする。
  4. 覚えのないアプリが突然インストールされている。
  5. データ通信量が突如として増加している。
  6. カメラやマイクが勝手に起動する。
  7. 自分が送信していないSMSやメッセージが送られている。

これらはいずれも、内部で不正なプロセスが実行されているサインです。特に「利用していないのに端末が発熱する」状態は、バックグラウンドで通信や盗聴が行われている可能性を示します。

より詳しい症状や代表的な攻撃手口については、下記の記事も参考にしてください。

>【徹底解説】iPhoneは本当にハッキングされる?よくある手口・症状を網羅的に解説

Apple IDとiCloudの不正利用をチェック

Apple IDはiPhoneの中枢とも言えるアカウントです。このアカウントが乗っ取られている場合、iCloudやApp Store経由で全データにアクセスされる危険があります。

  1. 「設定」アプリを開き、一番上の自分の名前をタップ。
  2. 「Apple ID」→「デバイス一覧」を表示し、見覚えのない端末がないか確認。
  3. Apple ID公式サイト にアクセスして、サインイン履歴を確認。

不審な通知(例:「Apple IDが別の場所で使用されました」)が届いていた場合、それはすでにアカウントがアクセスされた証拠です。この時点で即座にパスワード変更やフォレンジック調査会社への相談が必要です

SNSやWebサービスのログイン履歴を確認

ハッカーがApple ID以外にターゲットとするのが、Google、Facebook、InstagramといったSNSアカウントです。これらを通じて連携アプリから情報を抜かれるケースもあります。

  1. 各SNSの「セキュリティ設定」または「アクティビティ履歴」にアクセス。
  2. ログインした場所、使用デバイス、時間帯を確認。
  3. 見覚えのない地域・機種があれば「強制ログアウト」または「アカウント復旧」を実施。

Googleアカウントでは「アクティビティ履歴」、Facebookでは「セキュリティとログイン」からログイン履歴を確認できます。不審なアクセスがあった場合は即座にログアウトし、二段階認証を有効化しましょう

見覚えのないアプリや設定変更を確認

スパイウェアやストーカーアプリは、App Store外からインストールされる場合があります。特に脱獄済み(ジェイルブレイク)端末ではこのリスクが顕著です。

  1. 「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」で全アプリを一覧表示。
  2. 不明なアプリがあれば、その開発元やApp Storeリンクを調査。
  3. 「設定」→「プライバシー」→「カメラ」「マイク」などでアプリに与えられた権限をチェック。

過去にインストールしたアプリは、App Storeの「購入履歴」から確認可能です。不審なインストール履歴があれば、早急に削除しましょう。

カメラ・マイクの挙動をチェック

盗撮・盗聴を目的としたスパイウェアは、カメラやマイクを遠隔で操作する機能を持ちます。以下のような現象がある場合は要注意です。

  1. カメラアプリ起動時に操作が極端に重くなる。
  2. 自分が撮影していない写真や動画が保存されている。
  3. 「設定」→「プライバシー」→「カメラ・マイク」で、不審なアプリにアクセス権が与えられている。

なお、iOS14以降ではカメラやマイクが使用されているときに、画面右上に「緑」「オレンジ」の点が表示されます。この表示が頻発するようであれば、何者かがアクセスしている可能性があります。

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構成プロファイルの確認

不正アプリやスパイウェアは、構成プロファイルを悪用して端末に特別な権限を与えることがあります。構成プロファイルがインストールされている場合、利用者が気づかないうちに外部から制御される危険性があります。

  1. 「設定」→「一般」→「VPNとデバイス管理」を開く。
  2. 「構成プロファイル」が表示されている場合、その内容を確認。
  3. 利用目的が不明なものは削除し、信頼できる管理者以外のプロファイルは残さない。

カレンダーの不正な共有チェック

スパムやフィッシング目的で、不審なカレンダーが勝手に共有される被害も確認されています。身に覚えのない予定が繰り返し追加される場合、不正アクセスの可能性を疑う必要があります。

  1. 「カレンダー」アプリを開き、左下の「カレンダー」一覧を表示。
  2. 知らない共有カレンダーや、不審なタイトルがないか確認。
  3. 不要な共有カレンダーは「カレンダーを削除」で解除する。

あわせて下記記事も参考にしてください。

>Googleカレンダーが勝手に共有される原因と非公開にする方法を解説

>【徹底対策】Googleカレンダーに身に覚えのない予定が入る原因とスパム防止設定

端末の挙動があまりにも不自然で、上記紹介した7つの方法を試して一つでも不審な点が見つかった場合や、自分で判断できないと感じた場合は、早めの対処法が不可欠です。

フォレンジック調査によって侵入経路の特定や証拠データ保全を行えば、被害拡大を防ぐことができます。不安を抱えたまま使い続けるのは危険です。まずは無料相談を活用して、現状を専門家に確認してください。

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詳しく調べたい場合はハッキング調査サービスを活用

iPhoneが不正アクセスを受けた状態で放置すると、個人情報の流出や金銭被害といった深刻な二次被害に直結する危険があります。

特に、見覚えのないアプリやアカウント乗っ取りの兆候がある場合は、自分で解決するのが難しいケースが少なくありません。そのため、専門的な解析によって証拠を確保し、攻撃手口や被害範囲を明らかにすることが重要です。自力で調査を試みると、かえってリスクが大きくなる可能性があります。

フォレンジック調査は、デジタル証拠の保全と分析を専門とする調査手法です。調査を行えば、裁判や警察への相談にも耐えうる証拠として保全できます。侵入経路の特定、漏えいデータの範囲などを客観的に示せるため、個人や社内で完結させようとせず、必ず専門会社への相談をおすすめします。

調査が必要となる典型的なケース
  1. 身に覚えのない口座引き落としが発生している。
  2. ストーカーやDV加害者からの被害が続いている。
  3. 警察に相談しても決定的な証拠が得られない。

このような事態を避け、適切な調査によって原因を究明するためには、ハッキングやサイバー攻撃調査の専門家に相談することが不可欠です。ご自身の状況にあったハッキング調査サービスを探して相談してみることをおすすめします。

あわせて、自分でできる範囲の対処法やセルフチェックの限界については以下の記事で詳しく解説しています。自力での対応を検討している方は参考にしてください。

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自力で対応できない場合はフォレンジック調査の専門業者に依頼する

ハッキングや不正アクセス、ウイルス感染、情報漏えいなどの問題が起きた際、自分だけでの対応が難しいと感じたら、迷わずフォレンジック調査の専門業者に相談しましょう

どこから侵入され、どんな情報が漏れたのかを正しく把握することが重要です。特に、被害が大きい場合や情報が悪用された疑いがある場合は、専門家によるフォレンジック調査を実施することで、被害の拡大を未然に防ぐ有効な対策につながります。

信頼できる業者を選び、早めに動くことが、トラブルを最小限に抑えるポイントです。

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デジタルデータフォレンジックの強み

デジタルデータフォレンジックは、迅速な対応と確実な証拠収集で、お客様の安全と安心を支える専門業者です。デジタルデータフォレンジックの強みをご紹介します。

累計相談件数39,451件以上のご相談実績

官公庁・上場企業・大手保険会社・法律事務所・監査法人等から個人様まで幅広い支持をいただいており、累積39,451件以上(※1)のご相談実績があります。また、警察・捜査機関から累計395件以上(※2)のご相談実績があり、多数の感謝状をいただいています。
(※1)集計期間:2016年9月1日~
(※2)集計機関:2017年8月1日~

国内最大規模の最新設備・技術

自社内に40名以上の専門エンジニアが在籍し、14年連続国内売上No.1のデータ復旧技術(※3)とフォレンジック技術でお客様の問題解決をサポートできます。多種多様な調査依頼にお応えするため、世界各国から最新鋭の調査・解析ツールや復旧設備を導入しています。
(※3)第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(2007年~2017年)

24時間365日スピード対応

緊急性の高いインシデントにもいち早く対応できるよう24時間365日受付しております。

ご相談から最短30分で初動対応のWeb打合せを開催・即日現地駆けつけの対応も可能です。(法人様限定)自社内に調査ラボを持つからこそ提供できる迅速な対応を多数のお客様にご評価いただいています。

デジタルデータフォレンジックでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。今すぐ専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。

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まとめ

iPhoneのハッキングは、決して都市伝説ではなく、実際に日常生活の中で起こりうるリスクです。本記事で紹介した確認方法と対策を実践することで、多くのリスクは未然に防ぐことが可能です。

それでも不安が拭えない場合や、実際に被害が発生している場合は、早急にAppleサポートへの連絡や、フォレンジック調査会社への相談を検討してください。

よくある質問

調査費用を教えてください。

対応内容・期間などにより変動いたします。
詳細なお見積もりについてはお気軽にお問い合わせください。
専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算の見積りと納期をお伝えいたします。

土日祝も対応してもらえますか?

可能です。当社は特定の休業日はございません。緊急度の高い場合も迅速に対応できるように、365日年中無休で対応いたしますので、土日祝日でもご相談下さい。

匿名相談は可能でしょうか?

もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。

この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

デジタルデータフォレンジック
エンジニア

累計ご相談件数39,451件以上のフォレンジックサービス「デジタルデータフォレンジック」にて、サイバー攻撃や社内不正行為などインシデント調査・解析作業を行う専門チーム。その技術力は各方面でも高く評価されており、在京キー局による取材実績や、警察表彰実績も多数。

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