サイバー攻撃

LINEがウイルスに感染した場合のリスクと対処法を徹底解説

デジタル・フォレンジックの重要性と活用方法について

LINEアプリは、ウイルス感染のリスクはないとは言い切れません。ウイルスに感染すると、個人情報の漏洩やアカウントの不正乗っ取りが発生し、場合によっては友人や家族にも被害が波及する恐れがあります。

本記事では、LINEのウイルス感染時の具体的な対処方法、感染によるリスク、さらにはその予防策について詳しくご紹介します。

ウイルス感染の可能性がある場合はフォレンジック調査会社に相談することをおすすめします。

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LINEウイルスとは?その仕組みと潜む危険性

LINEウイルスとは、LINEアプリや利用しているデバイスを通じて拡散されるマルウェア(悪意あるソフトウェア)の総称です。

これらのウイルスは、ユーザーが気付かぬうちに個人情報を抜き取ったり不正なメッセージを自動で送信することを目的としています。特に、信頼している友人や家族からのメッセージを装い、感染を広げる手口が特徴です。

代表的なウイルスのタイプとしては、不正なリンク付きメッセージを送り、個人情報を窃取するものや、デバイスにバックドアを設置して乗っ取りを狙うもの、さらに自動クリックによる利益を狙う「クリック詐欺」などがあります。

ウイルスに感染すると、スマートフォンなどのデバイスに以下のような被害が及ぶ可能性があります。

  • 個人情報の漏洩: 送受信されるメッセージ、ファイル、通話内容などが第三者に不正に取得されるリスク。
  • 不正アクセスによるアカウント乗っ取り: 感染により、本人の知らないうちにアカウントが乗っ取られ、不審なメッセージが発信される可能性。
  • 詐欺被害: 乗っ取られたアカウントが、友人や家族に対して金銭の要求を行うなどの詐欺行為に利用されるリスク。

LINEウイルス感染時の具体的な対応策

ウイルス感染が疑われる場合、迅速な対策が求められます。以下のステップに沿って、適切な対応を実施してください。

1. 感染の兆候をチェックする

まずは、以下のような異常がないかを確認しましょう。

  • 覚えのないメッセージが友人や家族に送信されている。
  • LINEアプリが突然クラッシュしたり、動作が重くなっている。
  • 知人から、不審なリンクが送られてきたという報告がある。
  • スマートフォン全体の動作が不安定で、バッテリーの消耗が早くなっている。

2. ウイルス対策ソフトでのスキャンを実施

感染が疑われる場合は、まず信頼できるウイルス対策ソフトを用いてデバイス全体をスキャンしましょう。最新のウイルス定義ファイルに更新してから検査を行うことが重要です。

3. LINEアカウントの設定を見直し、変更する

ウイルス感染によってアカウントが不正操作されている可能性があるため、以下の手順で設定を確認・修正してください。

  1. LINEアプリを起動し、「設定」をタップ。
  2. 「アカウント」を選び、「ログイン中の端末」を確認。
  3. 見覚えのない端末があれば、即座にログアウトする。
  4. パスワードを変更し、より強固なものに設定する。

4. 不審なメッセージやリンクは無視・削除する

フィッシングリンクや不正なURLを通じてウイルスが拡散されるケースが多いため、疑わしいメッセージやリンクは絶対にクリックしないように注意してください。万一クリックしてしまった場合は、速やかにウイルス対策ソフトで再度スキャンを実施しましょう。

5. LINEアカウントの一時停止を検討する

もしアカウント乗っ取りが確認された場合は、LINEサポートに連絡し、一時的なアカウント停止の手続きを依頼することが推奨されます。

  1. LINEサポートセンターにアクセスし、「アカウント乗っ取り」関連のページを開く。
  2. 必要事項を入力し、一時停止の依頼を行う。

専門家によるハッキング調査の依頼

ウイルス感染に伴い個人情報の流出やアカウント乗っ取りが発生した場合は、専門のハッキング調査機関への依頼も検討してください。フォレンジック調査では、デジタル証拠を収集・解析し、攻撃の原因や被害範囲を正確に特定することが可能です。

ハッキング調査を依頼するメリット

  • 証拠の適切な保全: 感染証拠を確実に保存し、後日の法的手続きにも備えられる。
  • 被害範囲の明確化: どの情報が漏洩し、どれだけの被害が発生したのかを正確に把握できる。
  • 具体的なセキュリティ対策の提案: 調査結果をもとに、再発防止のための対策を専門家から提案してもらえる。

LINEがウイルスに感染した場合は専門家へご相談を

DDF

ウイルス感染や不正アクセス、ハッキング、情報漏洩などの事案が発生した際には、どの経路で、どの情報が漏れたのかを正確に把握することが必要不可欠です。しかし、自力での調査では調査範囲が不十分であったり、証拠が意図せず失われる恐れがあります。

このような事態を未然に防ぎ、正確な原因究明のためには、専門のハッキング調査機関への相談が非常に重要です。

専門の調査チームは、初動対応から専門機器を用いたネットワークおよび端末の解析、調査報告書の作成まで一貫してサポートいたします。

デジタルデータフォレンジックでは、お電話またはメールにてご連絡いただければ、状況のヒアリング、対処法のご提案、さらにお見積もりを無料でご提示いたします。

法人のお客様の場合は、ご相談後、最短30分で初動対応のWebミーティングを実施。官公庁、上場企業、捜査機関など多岐にわたる実績を持つ専門スタッフが対応いたします。

まずは、お気軽にご相談ください。

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調査費用の目安

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専門のアドバイザーが、お客様の状況を詳しくお伺いし、概算のお見積もりと納期をご案内いたします。機器をご持参いただくか、発送していただければ、無料で正確な見積もりのご提出が可能です。まずはお電話にてお気軽にお問い合わせください。

LINEウイルス感染防止のための日常対策

LINEウイルスの感染リスクを抑えるためには、日常的なセキュリティ対策が欠かせません。以下の具体的な対策を実施して、ウイルス感染のリスクを低減しましょう。

2段階認証の有効化

2段階認証を設定することで、万が一パスワードが流出した場合でも、認証コードが必要となるため、不正アクセスを大幅に防止できます。

設定手順

  1. LINEアプリの「設定」から「アカウント」を選択。
  2. 「ログイン許可」をオフにし、その後「2段階認証」の設定を行う。
  3. 認証コードを登録し、設定完了。

定期的なパスワードの更新

LINEアカウントのパスワードは、定期的に変更し、他サイトと使い回さないよう強固なものを設定することが重要です。

不審なリンクやファイルは絶対にクリックしない

フィッシングサイトやマルウェア感染の原因となるリンク、ファイルは、信頼できるものでない限り絶対に開かないようにしましょう。

ユニコード問題について

LINEで問題となっているいわゆる「ウイルス」は、実際にはユニコード文字を悪用した現象です。これは厳密な意味でのウイルスではありませんが、LINEアプリやデバイスに深刻な影響を与える可能性があります。

ユニコード問題の特徴

動作への影響

  • LINEの動作が極端に重くなる
  • アプリが開けなくなる
  • デバイスがクラッシュする可能性がある

拡散の容易さ

  • コピー&ペーストで簡単に送信できる
  • SNSやチャットアプリの普及により広まりやすい

対処法

  1. デバイスの再起動: スマートフォンの電源を落とし、再起動する
  2. LINEアプリの再インストール: アプリをアンインストールし、再度インストールする
  3. OSの更新: 最新のiOSやAndroidにアップデートする
  4. PC版LINEの利用: 問題のメッセージを削除する

予防策

  • 不審なメッセージやリンクを開かない
  • 定期的にデータをバックアップする
  • 過剰な装飾や複雑な文字列を避ける

注意点

  • iPhoneはAndroidよりも影響を受けやすい傾向がある
  • 悪用は法律上の問題となる可能性がある

ユニコード問題は単なるいたずらではなく、デバイスやデータに深刻な影響を与える可能性があります。ユーザーは注意を払い、適切な対策を講じることが重要です。

まとめ

LINEウイルスに感染すると、個人情報の漏洩やアカウント乗っ取りといった深刻な被害が生じるリスクがあります。しかし、今回ご紹介した対策を実施することで、そのリスクを大幅に軽減することが可能です。定期的なセキュリティチェックを行い、万が一感染が疑われた場合は、迅速な対応と必要に応じた専門調査の依頼で被害拡大を防ぎましょう。

よくある質問

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可能です。当社は特定の休業日はございません。緊急度の高い場合も迅速に対応できるように、365日年中無休で対応いたしますので、土日祝日でもご相談下さい。

匿名相談は可能でしょうか?

もちろん可能です。お客様の重要なデータをお取り扱いするにあたり、当社では機密保持誓約書ををお渡しし、機器やデータの取り扱いについても徹底管理を行っております。また当社では、プライバシーの保護を最優先に考えており、情報セキュリティの国際規格(ISO24001)およびPマークも取得しています。法人様、個人様に関わらず、匿名での相談も受け付けておりますので、安心してご相談ください。

この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

デジタルデータフォレンジック
エンジニア

累計ご相談件数39,451件以上のフォレンジックサービス「デジタルデータフォレンジック」にて、サイバー攻撃や社内不正行為などインシデント調査・解析作業を行う専門チーム。その技術力は各方面でも高く評価されており、在京キー局による取材実績や、警察表彰実績も多数。

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