サイバー攻撃

インスタグラムの不正ログインを確認・対処する方法|乗っ取りの兆候と対処法を解説

SNSの利用が広がるなか、インスタグラム(Instagram)は多くの人が日常的に使うサービスとなっています。一方で、アカウントの不正ログインや乗っ取り被害も年々増加しており、決して他人事ではありません。

特に最近では、フィッシング詐欺・パスワード漏えい・セキュリティ設定の甘さといった複数の要因が重なり、不正アクセスが成立してしまうケースが後を絶ちません。

万が一アカウントが乗っ取られると、端末に保存されている個人情報や写真、連絡先などが抜き取られるリスクもあるため、早急な対応が必要です。

この記事では、インスタグラムのアカウントが不正アクセスされた場合の確認方法、復旧手順、そして今後の被害を防ぐための具体的な対策についてわかりやすく解説します。

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インスタのアカウントが不正ログインされる原因

インスタグラムの不正アクセスで最も多い原因は、ログイン情報(ID・パスワード)の漏えいです。

そこに「弱いパスワード」や「二段階認証の未設定」といった要素が重なることで、乗っ取りのリスクは一気に高まります。

フィッシング詐欺(偽ログイン画面・DM)

「アカウント停止予定」「アンバサダー選出」「投票して」などのDMやメールから、偽のInstagramログインページに誘導される手口です。見た目は本物そっくりでも、攻撃者が作成した偽ページであることがほとんどです。

パスワードの使い回し・推測されやすい文字列

他のサービスから漏えいした情報と同じメールアドレス・パスワードを使っていると、Instagramにも不正ログインされてしまいます。「1234」「birthday2023」など単純なパスワードは総当たり攻撃で簡単に突破されます。

怪しい連携アプリ・外部サービス

「自動いいね」「フォロワー増加」などをうたう非公式アプリにログイン情報を渡すと、第三者がアカウントを自由に操作できてしまうリスクがあります。

公共Wi-Fiなど安全でない通信環境

暗号化されていないフリーWi-Fiでログインすると、通信の盗み見によりID・パスワードが抜かれる可能性があります。古いOSや未更新の端末では、さらに危険性が高まります。

身近な人や端末からの情報漏えい

ログイン状態の端末を共有していたり、パスワードをメモやスクリーンショットで保存していると、意図しない第三者に情報が渡るケースがあります。

不審なURLをクリックした、端末の動作が不自然、データが勝手に削除されたなどの異変がある場合は、初期化だけでは不十分な可能性があります。

そのような場合は、ハッキング調査会社に相談し、端末内部のログや痕跡を解析することで、被害の実態と再発防止策を明らかにできます。

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インスタのアカウントが不正ログインされた場合の危険性

インスタグラムのアカウントが乗っ取られると、「自分」と「フォロワー」の両方に深刻な被害が及ぶ可能性があります。アカウントの利用不能だけでなく、なりすまし被害やフォロワーへの二次被害につながる点が大きなリスクです。

特に、金銭的な詐欺や信用の喪失など、目に見えないリスクが広がりやすいため、早期対応が重要です。

自分のアカウントが操作不能になる

最も多いのが、本人がアカウントに入れなくなるケースです。

攻撃者にパスワードや登録メールアドレスを変更されると、突然ログインできなくなり、復旧に時間がかかったり、最悪の場合アカウントを取り戻せなくなることもあります。

プライバシー情報の漏えい

不正ログインされると、非公開情報も含めて第三者に閲覧される可能性があります。

非公開アカウントの投稿、DMの内容、ストーリーズのアーカイブ、保存済み投稿などが見られ、住所や連絡先、写真などの個人情報が流出するリスクも高まります。

フォロワーへの詐欺DM・偽リンク拡散

あなたの信用を悪用し、フォロワーをだます行為に使われる恐れがあります。

攻撃者は本人になりすまして、仮想通貨・副業・投資などを勧誘するDMを送ったり、フィッシングリンクを拡散します。その結果、フォロワーが詐欺被害に遭ったり、アカウント情報を盗まれる危険があります。

金銭的・ビジネス的な損害

個人だけでなく、企業アカウントでは実害が発生しやすい点も大きな問題です。

  • 個人アカウントの被害
    「アカウントを返してほしければお金を払え」といった要求(ランサム要求)や、フォロワーへの送金詐欺が発生するケースがあります。
  • 企業アカウントの被害
    偽キャンペーンや悪質な投稿が行われることで、ブランドの信用低下、顧客離れ、クレーム対応など、ビジネス上の損失が拡大する可能性があります。

精神的ダメージ・他サービスへの波及

被害はデータやお金だけでなく、精神面にも及びます。

  • 強いストレス・不安
    長年育てたアカウントや思い出の投稿を失う不安、フォロワーに被害が出てしまうかもしれない罪悪感など、精神的な負担は小さくありません。
  • 他サービスへの被害拡大
    Instagramと同じパスワードを使っていた場合、Twitter・Facebook・メール・通販サイトなど他のサービスにも不正ログインが連鎖する危険があります。

インスタアカウントの不正ログインを確認する方法

インスタに自分以外がログインしていないかを確認するには、「ログインアクティビティ(ログインの場所)」を確認する方法が最も確実です。

身に覚えのない端末や場所が表示されている場合、不正ログインの可能性が高いため、すぐに対処する必要があります。

ログインできるかどうかを確認する

まずは、自分のアカウントに通常どおりログインできるかを確認してください。

不正ログインが発生すると、攻撃者によってパスワードや登録メールアドレスが変更され、突然ログインできなくなるケースが多く見られます

すでにログインできない場合は、アカウントが乗っ取られている可能性が高いため、後述の復旧手順へ進んでください。

ログインアクティビティ(ログインの場所)を確認する

ログインアクティビティでは、最近ログインした端末の種類・場所・日時を一覧で確認できます。

【iPhone / Android 共通の確認手順】

確認手順
  1. プロフィール画面(右下の自分のアイコン)を開く
  2. 右上の三本線をタップし「設定とプライバシー」を選択
  3. 「アカウントセンター」をタップ
  4. 「パスワードとセキュリティ」をタップ
  5. 「ログインの場所」をタップ
  6. 表示される端末・場所・日時を確認

見覚えのない端末や地域が表示されている場合は、不正ログインの疑いが非常に高い状態です。

その端末を選択してログアウトし、すぐにパスワード変更と二段階認証の設定を行いましょう。

通知・登録メールを確認する

インスタグラムでは、普段と異なる端末や場所からログインがあった場合、アプリ通知や登録メール宛に警告が届くことがあります。

身に覚えのないログイン通知や、海外・遠方からのアクセス通知があった場合は、不正アクセスの可能性が高いため注意が必要です。

身に覚えのない投稿・DMがないか確認する

不正ログインされると、攻撃者が勝手に投稿やストーリーズを公開したり、フォロワーにDMを送信しているケースがあります。

投資・副業・仮想通貨の勧誘、怪しいリンク送信などが見られる場合は、すでにアカウントが悪用されている状態と考えられます。

この場合も、速やかにパスワード変更・ログアウト処理を行い、フォロワーへの注意喚起を検討してください。

インスタグラムアカウントが不正アクセスされた場合の対処法

インスタグラムアカウントが不正ログイン(乗っ取り/未遂)されたと感じた場合は、「アカウントを確保する」「乗っ取りの痕跡を消す」「今後の被害を防ぐ」という順番で対応することが重要です。

現在ログインできるかどうかで取るべき手順が変わるため、状況別に解説します。

まだログインできる場合の対処

アカウントにアクセスできるうちに、侵入者を完全に締め出すことが最優先です。

  • ログイン状況を確認して不審端末をログアウト
    「設定とプライバシー」→「アカウントセンター」→「パスワードとセキュリティ」→「ログインの場所」を開き、身に覚えのない端末や場所があれば選択してログアウトします。
  • パスワード変更+全端末ログアウト
    強力な新しいパスワードに変更し、「すべてのデバイスからログアウト」を実行して侵入者を完全に排除します。
  • 二段階認証(2FA)を有効化
    SMSまたは認証アプリを設定し、ログイン時に追加コードを必須にすることで再侵入を防ぎます。

すでにログインできない場合の対処

パスワードや登録情報を書き換えられている可能性が高いため、公式の復旧手順を早急に進めます。

  • 公式メールの「変更を元に戻す」リンクを確認
    Instagramから届いている「メールアドレスが変更されました」「ログインがありました」という通知メール内の「この変更を元に戻す」「アカウントを保護」リンクが使える場合があります。
  • ログイン画面から復旧手続きを実行
    「パスワードを忘れた」「ログインでお困りですか?」から、ユーザーネーム/メール/電話番号を入力し、ログインリンクやセキュリティコードを受け取ってパスワードをリセットします。
  • instagram.com/hacked から報告
    それでも復旧できない場合は、ブラウザで instagram.com/hacked にアクセスし、「アカウントがハッキングされた」を選択して本人確認(コード入力・セルフィー動画など)を行います。

被害や拡散を止めるためにやること

アカウントを取り戻した後は、二次被害を防ぐ対応が必要です。

  • 勝手な投稿・ストーリーズ・プロフィール変更を確認
    不審な投稿やリンク、プロフィール文があれば削除し、必要に応じてフォロワーへ注意喚起を行います。
  • 不審なDMを送っていないか確認
    投資・副業・仮想通貨・ギフト企画などのDMが送信されていれば削除し、「そのリンクは踏まないでください」と周知します。
  • 連携アプリ・外部サービスの見直し
    「自動いいね」「フォロワー増加」などの非公式ツールや心当たりのない連携は、「アプリとウェブサイト」からアクセス権を取り消します。

金銭・法的リスクへの対応

金銭被害が疑われる場合は、インスタ以外への影響も含めて確認が必要です。

  • クレジットカード・他サービスの確認
    同じパスワードを使っていたサービスのパスワードも変更し、カード明細や決済履歴に不審な支払いがないか確認します。
  • 被害が大きい場合は警察相談も検討
    なりすまし詐欺や金銭被害が発生している場合、ログイン履歴やDMのスクリーンショットを保存し、警察やサイバー犯罪相談窓口への相談を検討します。

再発防止のためにすぐやるべき設定

復旧後は、再び乗っ取られないための設定を必ず行いましょう。

  • パスワードルールの見直し
    12文字以上で、英大文字・小文字・数字・記号を組み合わせたInstagram専用パスワードを設定します。
  • フィッシング対策の徹底
    「認証バッジ付与」「規約違反で停止」などを装うDMやメールからログインページへ飛ばず、URLが公式かを必ず確認する習慣をつけます。

公式サポートへ問い合わせても不正ログインが止まらない、スマホやパソコンが勝手に動作するといった状況が続く場合、アカウントではなく端末そのものが侵害されている可能性があります。

このようなケースでは、端末に対してフォレンジック調査を行い、操作ログ・通信履歴・保存データを証拠として保全・解析することで、情報漏えいの有無、不正通信、不正アプリの存在を明らかにすることができます。

フォレンジック調査を専門とする会社では、調査結果を警察や捜査機関へ提出可能な報告書としてまとめられる場合もあり、被害の全容把握や再発防止に役立ちます。

不正ログインの原因が特定できないまま対処を続けると、被害が長期化・拡大する恐れがあります。根本的な原因を明らかにするためにも、早めの専門相談を検討してください。

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詳しく調べる際はハッキング・乗っ取り調査の専門家に相談する

DDFハッキング、不正アクセス、乗っ取り、情報漏えいのような問題が発生した場合、どのような経路で、どのような情報が漏えいしたのか、被害の全容を正確に把握する必要があります。しかし、自力で調査を行うと、調査対象範囲が適切でなかったり、意図しない証拠データの消失が発生しやすく、不完全な結果になる恐れがあります。

このような事態を防ぎ、適切な調査によって原因究明を行うためにも、ハッキング調査の専門家に相談することが重要です。

ハッキング調査では、インシデント対応のプロが初動対応から、専門設備でのネットワークや端末の調査・解析、調査報告書の提出によって問題の解決を徹底サポートします。

デジタルデータフォレンジックでは、お電話またはメールでお問合せいただくと、状況のヒアリングと対応方法、お見積りを無料でご案内いたします。

法人様の場合、ご相談から最短30分で初動対応のWeb打合せも開催しております。官公庁・上場企業・捜査機関等まで幅広い調査対応経験を持つ専門の担当者が対応させていただきます。

まずは、お気軽にご相談ください。

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インスタアカウントの不正アクセスを防ぐための対策

インスタの不正ログインは、日頃の設定と使い方を見直すことで大幅に防ぐことができます。特に重要な対策は次の5つです。

不正ログインを防ぐための基本対策
  • 複雑で強力なパスワードを設定する
  • 他サービスとのパスワード使い回しをやめる
  • 怪しいDMは無視して削除する
  • 二段階認証(2FA)を必ず有効化する
  • 不用意に外部アプリと連携しない

よくある質問

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この記事を書いた人

デジタルデータフォレンジックエンジニア

デジタルデータフォレンジック
エンジニア

累計ご相談件数47,431件以上のフォレンジックサービス「デジタルデータフォレンジック」にて、サイバー攻撃や社内不正行為などインシデント調査・解析作業を行う専門チーム。その技術力は各方面でも高く評価されており、在京キー局による取材実績や、警察表彰実績も多数。

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