離婚問題とは

デジタルデータが、裁判の証拠に!

最近の離婚裁判では、スマホのスクリーンショットで撮った不倫相手とのSNS画面やトーク履歴などが、不貞行為の証拠として提出されるようになってきています。また、直接的な証拠でなくとも、不倫相手と一緒に過ごしていたと思われる日の様子や場所などが記されたSNSが提出されるケースも増加しているようです。以前であれば、「怪しい」と感じても不倫相手を特定するためには、探偵を雇うなどお金も時間もかなり必要でしたが、いまはSNSを通じて不倫相手を特定しやすくなったわけです。さらに「モバイルスイカの入出場記録と妻に告げた出張予定の記録が合わない」「クレジットカードアプリのカレンダー機能をチェックされ、浮気相手へのプレゼントを買ったことがバレた」など、さまざまなデジタルデータが、証拠として突きつけられる時代になってきています。

離婚件数は 21 万 2000 組

これは2017年度の厚生労働省「人口動態統計の年間推計」によるデータです。同データの結婚件数は607,000でしたので、俗にいわれている日本の離婚率はおよそ3組に1組、というのは、あながち間違った数値ではなさそうです。さて、その離婚理由ですが、1位は性格の不一致で、これは男女共通でした。一方「異性関係」が原因だったのは、男性が2位なのに対して、女性は5位となっており、格差はあるものの不貞行為が離婚に発展するというケースは、けっして少なくないようです。

熟年離婚も増加傾向

厚生労働省の統計によりますと、50歳以上のご夫婦が離婚した件数は、1970年時点では5,416件でした。それが、1990年から2000年にかけて一気に増え始め、2013年には5万を突破。近年ては6万件前後で推移しているようです。その離婚理由は、価値観の違いや性格の不一致などが多く見られますが、浮気・不倫などの異性問題も多く、ご子息に配慮して、知っていたけれど長年我慢していた、というケースなども見受けられます。離婚問題に世代は関係ない、ということがわかります。さて、ここでは、近年に起きた事件や傾向についていくつか見ていきます。