デジタル遺品

パソコンやスマートフォン端末のパスワードを解除する方法を徹底解説

近年はサービスのセキュリティ強化に伴い、ユーザーは一定期間でパスワードを頻繁に変更する機会が増えました。また、複数のサービスでも同一のパスワードを使わず、バリエーションに富んだパスワードを選ぶことは、セキュリティの観点からマストとなっています。

しかし、パスワードを書き留めておらず、現在のパスワードが分からなくなると解除できず、最悪の場合、初期化に追い込まれるというケースも後を絶ちません。

この記事では、パスワードの種類や解除方法を紹介します。

パスワードの種類

一般的なパスワードは、ランダムな数字と文字で構成されていますが、それ以外にも多くの種類が存在します。

  • パスコード/PIN(暗証番号)
  • パスフレーズ
  • 二段階認証
  • 生体認証(指紋認証)
  • 物理セキュリティキー

パスコード/PIN

数字のみの短いパスワードは「パスコード」または「PIN」(暗証番号)と呼ばれており、「Microsoftアカウントのサインイン」「iPhoneのロック解除」に使われています。

PINはスマートフォンなど端末のSIMカードに関連付けられており、仮にPINの情報を盗まれたとしても、端末がなければ、ログインすることは不可能です。

パスフレーズ

パスフレーズとは、複数の単語の組み合わせた、長めのパスワードです。数列を組み合わせるサイバー攻撃(ブルートフォースアタック)を阻止できるため、米連邦捜査局(FBI)もパスフレーズの利用を積極的に推奨しています。

パスフレーズの具体例としては、関連性の低い「ramen」「donut」「sushi」などの食品名を合体させたramen/donut/sushiのようなもの、と言えば分かりやすいかもしれません。

逆に「anpan/milk」「papa/mama」など、関連性の高いフレーズを用いるとユーザーとしては覚えやすくはなりますが、そのぶんセキュリティは一気に低下してしまいます。

二段階認証

二段階認証とは、パスワードと確認コードを組み合わせた認証方法です。

たとえば、パスワードを入力して、ログインを試みるたびに、使い捨ての確認コード(ワンタイムパスワード)が「SMS」「電子メール」「自動電話システム」などを通して送信されます。

このような二段階認証は、ネットバンキングやパスワードの再設定など、秘匿性の高い場面でも使われやすく、その際はトークン(ワンタイムパスワード生成器)や生体認証が用いられることもあります。

生体認証(指紋認証)

スマートフォンの画面ロックには、ユーザーの指紋、顔、眼の虹彩などを用いた生体認証など、非言語型のパスロックも利用できます。たとえば指紋認証、顔認証の場合、センサーに登録済みの指紋や顔を認識させるだけで、簡単にロック解除が行えます。

物理セキュリティキー

これはログインの際にデバイスに差し込むこと物理的なキーのことです。ただし、物理的なキーは盗難や紛失など物理的なリスクが伴うため、管理・保管を徹底する必要があります。

スマートフォンのパスワードを解除する方法

スマートフォンのロック画面でパスコードを何度も間違えて入力すると、端末を使用できなくなる恐れがあります。

ここではiPhoneとandroidでパスロックを解除する方法を紹介します。

リカバリーモードから初期化・復元する(iPhone)

iPhoneのパスコードを忘れてしまった場合は「リカバリモード」で、パスコードを含む、全データや設定を強制的に初期化し、再びパスコードを設定することで対処できます。

ただし、バックアップがない場合はすべてのデータが失われてしまうため、注意してください。リカバリーモードを起動する手順は、次の通りです。

①iPhone端末をiTunesに接続し、所定のボタンを押し続ける

■ ~iPhone 6sの場合

iTunesに接続後、「電源」と「ホームボタン」を同時に押し続けます。

iphone6s
■ iPhone 7の場合

iTunesに接続後、「電源ボタン」と「音量(小)ボタン」を同時に押し続けます。

iphone7
■ iPhone 8~の場合
iPhone8
  1. 電源が入っている状態で「音量(大)ボタン」を押して、すぐ離します。
  2. 「音量(小)ボタン」を押して、すぐ離します。
  3. その後はリカバリーモードになるまで電源ボタンをずっと押しっぱなしにします。
  4. iTuneに接続して画面で「復元」を選択し、すべての設定とコンテンツを初期化します。

 

②バックアップから全てのデータを復元する

パスコード紛失前に、iphoneのバックアップを「icloud」や「iTunes」などで保存した場合は、下記の手順に沿ってデータを復元しましょう。

iCloudバックアップを使って復元する
初期化後、設定の「Appとデータ」画面で「iCloudバックアップから復元」をタップし、バックアップのリストから最新日時のものを選択します。

iTuneバックアップを使って復元する
初期化したiPhoneを「iTunes」がインストールされたパソコンに接続します。その後、iTune上で「復元するバックアップを選択」というボタンが表示されるので、あらかじめ保存しておいたバックアップファイルを選択し、復元を行います。

Androidデバイスマネージャーで初期化する(Android)

Androidスマホでは、Googleの端末リモート機能「Androidデバイスマネージャー」を利用することで、遠隔消去を行なうことができます。方法は非常に簡単で、パソコンで「Androidデバイスマネージャー」の管理画面にログインし、設定の「ロックとセキュリティ」から、管理アプリの「遠隔消去」を選択するだけです。

ただし、Google設定の「リモートでのロックとデータ消去を許可する」がオフになっている場合と、端末の電源が切れている場合は上手くいきませんので注意してください。

パソコンのパスワードを解除する方法

Windowsのパスワードを解除する

Windowsでは「サインイン オプション」からパスワードのほか「PIN」(4桁以上の暗証番号)の入力に切り替える事も出来ます。しかし、両方とも忘れてしまった場合、現在のパスワードを新しいものに再設定しなくてはなりません。

サインイン画面で1度失敗すると、「パスワードのリセット」という文字が表示されます。ここをクリックすると、秘密の質問に答える画面を経て、新しいパスワードを設定する画面に切り替わります。

Macのパスワードを解除する

MacOSでは、パスワードをApple IDと関連付けていればリセットすることが可能です。たとえばパスワードの入力に連続失敗すると、次のような画面が表示されます。

画面の指示に従い「次へ」を選択すると、Apple IDと新しいパスワードを入力する画面が表示されるので、再設定と再起動を行えば、パスワード変更は完了です。

ただし、このようなリセット画面が表示されない場合は、そもそもApple IDでパスワードがリセットできない設定になっている可能性が高いです。

上記の手段では対応できない場合

上記の手段で対応できない場合、「機器を優先するか」「データを優先するか」で対応が変わります。

機器を優先する場合は、修理業者だけでなく、製造メーカーなどに問い合わせると、保証期間内であれば無料か格安で機器を交換してもらうことが出来ます。

一方でデータを優先する場合、初期化すればパスワード解除できる状態でも、データを消したくない場合は、上記の手段を試みるのは控えましょう。

なぜなら、パスワードには入力上限があり、連続で入力ミスするとiPhone端末の場合、完全にロックされたり、工場出荷時に戻ってしまうことがあるからです。(このような状態だと、高度な復旧技術を持つ専門の業者であっても、対応できなくなる恐れもあります)

このような場合、むやみに操作せず専門業者に対応を依頼しましょう。技術力の高い業者では専門エンジニアが最先端の技術を駆使し、安全にパスワード解除を行うことが可能です。

なお、デジタル遺品などの場合、遺族関係者の同意が取れない状況で、パスロックを解除を試みると、相続人の意思の疎通を欠くことになり、家庭内紛争に発展する恐れもあります。デジタル遺品については下記の記事でも詳しく紹介しています。

 

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パスワード解除の専門業者に依頼する

パスワード解除の専門家

インターネット上で流通している「パスワード解除ソフト」などはあくまで初歩的なソフトウェアであり、ご自身でむやみに試してしまうと解析がより困難な状態になる可能性があります。また、ロックがかかった機器からデータを取り出そうとすると、解除が不可能になったり、データが消えてしまうことがあります。

パソコンやスマホに残された写真や、故人のデジタル遺品をロック解除して取り出したいという方は、自己判断で解決を試みるより、パスワード解除の専門業者に対応を依頼しましょう。

当社、デジタルデータフォレンジック(DDF)では、国内トップクラスのデータ復旧技術を用いてパソコンやスマートフォンのパスワードを解除し、データを復元・抽出することが可能です。

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